2014年2月号

イノベーションが生み出すリスクは管理できるか

金融危機の要因から学ぶ

ロバート C. マートン :マサチューセッツ工科大学 スローン・スクール・オブ・マネジメント 特別教授

ロバート C. マートン

マサチューセッツ工科大学 スローン・スクール・オブ・マネジメント 特別教授

イノベーションにより新たなサービスや仕組みが登場すると、社会に大きな恩恵をもたらすとともに、予想外のリスクが生じるものである。その代表例が2008年の金融危機である。金融技術でのイノベーションから多様で複雑な金融商品が登場した。それによって多くの人が住宅を手に入れることができた半面、想定外のシステミック・リスクを生じることになった。かようにイノベーションを取り込む環境が複雑であればあるほど、想定外の結果を引き起こすものである。では、新しい技術や仕組みとどのようにつき合っていくべきか。ブラック=ショールズ方程式を確立させノーベル経済学賞を受賞したロバート・マートンが、金融危機が発生したメカニズムを例に、イノベーションが引き起こすリスクを最小限に抑えるために必要な5つの経験則を紹介する。

ロバート C. マートンマサチューセッツ工科大学 スローン・スクール・オブ・マネジメント 特別教授

PDF論文:13ページ[約3,129KB]
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