2013年12月号

マネジメントで助け合う組織をつくる

「自己利益の追求」と「他者への思いやり」を結びつける

アダム・グラント :ペンシルバニア大学 ウォートン・スクール 教授

アダム・グラント

ペンシルバニア大学 ウォートン・スクール 教授

組織心理学者。著書にGive and Take:A Revolutionary Approach to Success,Viking,2013. がある。

社員が見返りを求めずに他者を援助したり、知識を授けたりする「提供する」行動の多い企業は、業績もよいという。しかし、リーダーが「提供する」行動の重要性を認識し、組織に根づかせようとしても、競わせるような業績評価システムが存在したりすれば、社員は他者への援助をためらいがちになる。また、親切心にあふれた社員が提供する一方となり、自己主張の強い社員がそれを利用するばかりということも起こりうる。では、組織のリーダーが公平性を損なわずに組織に親切心を醸成するにはどうすればよいのだろうか。筆者は、組織の「利用する人」に協力のインセンティブを与えるよりも「提供する人」を支援することが重要だと主張する。「提供する人」は親切心に伴いがちな3つの特質(気弱さ、頼まれやすさ、共感)により、生産的な援助が阻害されることが多い。本稿ではこれらの気質への対応を述べながら、リーダーが提供する人を引きつけ、利用する人には魅力的ではない組織を構築していくための方策を論じる。

アダム・グラントペンシルバニア大学 ウォートン・スクール 教授

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