2013年11月号

世界の同族企業からしたたかさを学ぶ

不況期に強い経営

ニコラス・カシャナー

ニコラス・カシャナー

ボストン コンサルティング グループ パリ・オフィス シニア・パートナー兼マネージング・ディレクター

ジョージ・ストーク

ジョージ・ストーク

ボストン コンサルティング グループ シニア・アドバイザー兼BCGフェロー

アラン・ブロック

アラン・ブロック

フランス国立工芸院・HEC経営大学院 教授

「同族企業」というと、地域に根差した中小企業を思い浮かべがちだが、ウォルマート、サムスン、ポルシェなど、世界に名立たる大手企業にも多くの同族企業が存在している。その経営戦略を見ると非同族企業とは異なる姿が浮かんでくる。
 本稿では、欧米7カ国149社の同族企業と、同国・同産業部門の非同族企業の経営比較を行い、業績に与える影響について分析した。すると、同族企業は好況下では非同族企業に比べ業績は劣るものの、不況下では非同族企業よりもはるかによい業績水準を維持していることがわかった。その背景には、業績よりも「再起力」を重視した経営戦略があった。
 景気の循環サイクルが短くなったいま、同族企業から何を学べるか。それは、同族企業の7つの特徴から見えてくる。

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