2011年3月号

メンタリングでは女性リーダーは生まれない

ジェンダー調査機関「カタリスト」がデータに基づいて指摘

ハーミニア・イバーラ

ハーミニア・イバーラ

INSEAD 教授

ナンシー M. カーター

ナンシー M. カーター

カタリスト リサーチ担当バイス・プレジデント

クリスティン・シルバ

クリスティン・シルバ

カタリスト リサーチ担当ディレクター

カタリストの調査によれば、男性よりも女性のほうがメンタリングを受けている。しかも、それは過剰といってもよいほどである。にもかかわらず、昇進する確率は女性のほうが低い。その原因は、女性は男性が受けているような「スポンサーシップ」を受けていないことにある。メンターは指導や評価を行うのにとどまるのに対して、スポンサーは相手の昇進を実現するために社内でさまざまな活動を活発に展開する。現実にはスポンサーシップが得られないと、昇進候補者として見落とされる可能性があるのだ。 有能な女性たちの昇進促進を目指すなら、企業はメンタリングとスポンサーシップを明確に区別した制度を確立する必要がある。ドイツ銀行、ユニリーバ、ソデクソ、IBMヨーロッパでは、すでにそうした取り組みを開始している。差別なくだれでも受け入れる企業文化の醸成や、女性を後押しする上司の存在など残された課題はあるが、いま、過剰なメンタリングにストップをかけ、実効性のあるスポンサーシップをスタートすることが求められている。

ハーミニア・イバーラINSEAD 教授

ナンシー M. カーターカタリスト リサーチ担当バイス・プレジデント

クリスティン・シルバカタリスト リサーチ担当ディレクター

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