2013年10月号

ビジネスチャンスは逆境にも存在する

定石が通用しにくい時代

バスカー・チャクラバルティ :タフツ大学 フレッチャー・スクール 教授

バスカー・チャクラバルティ

タフツ大学 フレッチャー・スクール 教授

困難な時期にイノベーションや起業が促進されることは、多くのデータで実証されている。ダウ工業株を構成する30社の多くは不況期に創業した企業であるし、マンハッタン計画や環境への取り組みなど、危機をバネにイノベーションが進んだものも多い。
本稿では、さまざまな厳しい状況を打破して成功を勝ち取ったグラミンフォンのイクバル・カディーアなどの起業家たちの事例から、逆境に存在しているビジネスチャンスを分析する。逆境に強い起業家なら、一つの事業に行き詰まってもそこで余分になった経営資源を別のニーズに活かせる。実現困難な事業アイデアでも、思いもかけないパートナーを引き込めば、成功が可能だ。また大きな問題でも小さな思いつきで画期的な解決策が見えてくることもある。
現在、我々の前にはいくつもの大きな課題が存在し、これまでの知識や定石が通用しにくくなっている。しかし、逆境のなかにこそ競争優位があるともいえるのである。

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