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図1 〈Adobe Marketing Cloud〉の機能
5つのソリューションを組み合わせることで、さまざまなデジタルの接点における顧客体験を最適化することが可能になる。〈Adobe Marketing Cloud〉については、こちら

 これによって、分析、テストやターゲティング、Webサイトでの顧客体験最適化、さらには広告の全体最適化やソーシャル・メディアへの対応など、デジタル・マーケティングに必要とされる領域をカバーできるようになりました。そして、こうした個別のソリューションを統合した形で12年から提供しているのが、〈Adobe Marketing Cloud〉です(図1)。各ソリューションを共通のインターフェースで、しかもそれぞれを連携させて利用することができるのが特長です。

 さらに、今年7月に買収したマーケティング・オートメーションの〈Neolane〉も、今後ソリューションのポートフォリオに加わります。これによってユーザー企業は、ソーシャル・メディアを含めたオンライン・チャネルと、コールセンターやダイレクト・メールなどのオフライン・チャネルを組み合わせた複合的なキャンペーンを効率的にマネジメントすることができるようになるでしょう。

アドビみずからがマーケティング改革を実践し
過去最高の売上げを記録

──実際、御社のソリューションは調査機関や導入企業からも高い評価を受けているようですね。

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図2 〈Adobe Marketing Cloud〉の導入状況

 おかげ様で、GartnerやForrester Researchといった調査機関からは、当社のWebコンテンツ・マネジメント、オンライン・テスト・プラットフォーム、Web分析、またソーシャル・リレーション・プラットフォームやデータ・マネジメント・プラットフォーム(DMP)など多岐の領域にわたってとても高い評価を受けています。また、世界中のトップ企業に当社の〈Adobe Marketing Cloud〉を活用していただいており、もちろん日本でも、すでに多くの導入実績があります(図2)。

──そうした成果の背景にある、御社としての取り組みについてお聞かせください。

 当社では、マーケティング予算全体の約74%をデジタルに大きくシフトしました。そして、各種デジタル・マーケティング活動に、〈Adobe Marketing Cloud〉を自社でも活用し、効果の計測、分析、そして仮説を基にテストを繰り返すといったPDCAサイクルを回し、その結果、昨年度は約44億ドルという過去最高の売上げを記録することができました。

 前述した世界中の顧客企業からのフィードバックに加え、このような自社での取り組みによって得られる知見を基に、未来のマーケティングへ向けてソリューションを改善し続けているのです。

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