2011年5月号

「不測の事態」の心理学

【再掲】危機管理の落とし穴

カール E. ワイク :ミシガン大学 スティーブン M. ロス・スクール・オブ・ビジネス 教授

カール E. ワイク

ミシガン大学 スティーブン M. ロス・スクール・オブ・ビジネス 教授

企業は安定した確実な存在である──。実は、このような前提に立つことは危険である。いざ予測不可能な事態が生じ、見慣れた世界が崩れ去ると、マヒ状態に陥り、事態を切り抜けることができなくなるからだ。 我々は予測不可能な事態への認識を深める必要がある。企業の単純化とスリム化が叫ばれるなかで、組織行動ならびに組織心理の権威であるカール E.ワイクは、組織は複雑な存在であることを忘れてはならないと警告する。ワイクは、航空会社の航空管制チーム、消防隊、病院の救急外来など、小さな危険信号でも見逃さず、断固とした強力な措置を講じて任務を遂行する「高信頼性組織」(HRO)に着目する。HROがいかに危機の兆候を察知し、乗り越えるかを示しながら、不測の事態に対応できる敏感さと「意識の高さ」を獲得する方法を解説する。

カール E. ワイクミシガン大学 スティーブン M. ロス・スクール・オブ・ビジネス 教授

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