2011年7月号

「意図せぬ悪事」の科学

なぜ、ビジネスの論理と倫理を切り離してしまうのか

マックス H. ベイザーマン

マックス H. ベイザーマン

ハーバード・ビジネス・スクール 教授

アン E. テンブランセル

アン E. テンブランセル

ノートルダム大学 教授

多くの企業が倫理的な組織を築こうと、倫理基準、倫理教育、社内監査などの導入に多大な時間と費用をかけているが、不祥事は後を絶たない。実際、ベストを尽くそうと健闘するマネジャーまでが、いとも簡単に不正行為に手を染める。 彼ら彼女らは、自分たちの意思決定はビジネス上のものであり倫理上のものではないと勘違いして、自他の非倫理的行為を見落としてしまう。その原因は、インセンティブ・システムと認知バイアスである。これについて、本稿では、不適切な目標設定、動機づけられた見落とし、間接的であるがゆえの見落とし、滑りやすい坂、結果の過大評価という5つの要因を分析する。 いかに優れた制度をつくろうと、それだけで組織の倫理が向上するわけはない。リーダーは、これら5つの視点に基づいて、日々行われる一つひとつの意思決定が組織に与える影響を注意深く検証しなければならない。

マックス H. ベイザーマンハーバード・ビジネス・スクール 教授

アン E. テンブランセルノートルダム大学 教授

PDF論文:13ページ[約1,511KB]
論文セレクションをご利用の方は、ログインをお願いします。

これより先は、定期購読者様のみご利用いただけます。

この号の目次を見る

しおりを挟む位置をクリックしてください。

解除の場合はをクリックしてください。

この記事は以前に読み進めています。
前回読み進めたページまで移動しますか?

移動する移動しない