以前の私の記事「ルールに関するルール」 およびThe Mostly Unplugged Vacation(未訳)で、仕事を中断されないようにする方法について書いた。しかし時には、完全に外部を遮断するのが不可能もしくは不適切となる状況もある。たとえば、作業をさえぎってくるのは上司かもしれない。あるいは休暇中に、最重要のクライアントから緊急の対応を求められるかもしれない。

 この3つの問いによるテストは、依頼に応じるべきか否かを明確に、簡単に、そして一貫性を持って判断する方法である。すべてを引き受けたいという衝動も抑え込める。

 上司が何かを依頼してきて、それがテストにパスしなかったとしよう。断ったり他の人に回したりすることは、かまわないというだけでなく、望ましいことなのだ。その仕事がより生産的に行われることになるのだから。やるべきではない仕事をして時間を無駄にすることは、あなたにも、上司にも、そして組織にとっても有益とはならない。

 皮肉にも、私たちは人の役に立ちたいからこそ、何でも引き受けようとする。しかし引き受けた仕事――とくに、時間の無駄と感じてしまう仕事――に押しつぶされてしまっては、役に立てないのだ。

 会議を開きたいという依頼があっても、テストにパスしないなら辞退するべきだ。テストにパスしないCCメールに対しては、あちこちから「全員に返信」の連打を浴びる前に、送信者に自分を外してもらおう。そして50ページのプレゼン資料も、読む前にテストをパスしなければならない。その際、どのページがいちばん重要なのかをメールで尋ねるのもよいだろう。

 3つの質問についてネイトと話し合ってから、数週間後。様子を尋ねてみようと、彼のオフィスに午後6時頃に電話してみた。どうやらうまくいっているらしい。彼はすでに帰宅していて、電話に出なかった。


HBR.ORG原文:The Worth-Your-Time Test April 1, 2010