2013年2月号

情報は物語をほしがっている

ビッグデータ時代の編集工学

松岡 正剛 :編集工学研究所 所長

松岡 正剛

編集工学研究所 所長

アマゾン・ドットコムなど一部先端企業の取り組みを受け、ビッグデータに対する期待は日に日に高まっている。 今度こそデータは打ち出の小槌となるか──そうにわかに色めき立つ企業に対し、情報文化と情報技術を長らく研究してきた松岡正剛氏は、「とうてい慢心してはいられない」と言う。 良質なビッグデータの解読には、かなり高度な編集技能が要請されるからである。しかるべき意味の束を見つけなければ、どんなデータからも価値を創出することはできない。 本稿では、7つの編集技能を示しつつ、ビッグデータに潜む「欲望とその解決のための物語」をいかに取り出せるようにするか、いかに物語として解釈できるようにするのかを説く。  

松岡 正剛編集工学研究所 所長

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