その後、2012年4月27日、郵政民営化法が改正され、2012年10月1日に郵便局株式会社と郵便事業株式会社が統合されて日本郵便株式会社となった。また、これにともなって、ユニバーサル・サービスの範囲が拡充されている。ユニバーサル・サービスというのは、人口密集地であろうと過疎地であろうと地域による分け隔てなく、誰もが等しく享受できるサービスのことである。

 それまでも郵便サービスは、ユニバーサル・サービスとされていたが、これに加えて、貯金、保険のサービスもユニバーサル・サービスとされた。また、これらのサービスを郵便局で一体的に利用できるように変更された。具体的には、郵便配達員が顧客から通帳などを預かって、それを郵便局窓口に引き継いで、顧客に現金・通帳を届けるサービスができるようになった。これは、民営化前に実際に行なっていたサービスの復活である。

 改正郵政民営化法の下においても、ゆうちょ銀行とかんぽ生命保険については、将来的に完全民営化を目指す方針に変わりはない。また、親会社の日本郵政の株式については、東日本大震災からの復興予算に充てられた復興債の償還財源に充てるため、できるだけ早く処分するものとされている。