DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
UPDATED WED. MAY 14. 2008
一般ページトップ
定期購読のお申し込み
定期購読FAQ
【無料で情報提供】ネット会員
ネット会員のご案内
DHBRネット会員新規登録/ログイン
What’s DHBR?
最新号とバックナンバーの紹介
次号予告
DHBR関連書籍
学生割引専用ページ
継続キャンペーン専用ページ
このサイトについて
お問い合わせ
ダイヤモンド社
DHBR 目次と読みどころ
<2008年5月号 2008年4月号 2008年3月号> 最新号とバックナンバーの紹介
FROM
the EDITORS
2008年4月号の読みどころ
最高「戦略」責任者
XBRLと戦略リテラシー

 前号「ブレインフード」に「財務報告から事業報告へ」というコラムが掲載されていますが、その執筆者の一人、早稲田ビジネススクールの花堂靖仁教授によれば、企業情報の「XBRL」(XMLベースの情報記述言語)化という世界的な取り組みにおいては、通常の財務情報のみならず、ブランドや知的財産などの無形資源をはじめ、事業の利益モデルといった「非財務情報」も対象になっており、そのフレームワークは「EBR」(enhanced business reporting)と呼ばれているそうです。
 このEBRが一般化するのはまだ先のようですが、必然的に「この事業の利益は、どのように生み出されているのか」が問われることが予想されます。これに関連して、当該事業に必要な技術や組織能力、投資計画は言うまでもなく、おそらくは「戦略」が株主や投資家の関心となるでしょう。
 もちろん現在でも、アナリスト・ミーティングなどで、同様の質問が投げかけられているわけですが、依然「閉じた世界」での話です。しかしXBRLによって、企業情報のデジタル化とオープン化が進み、その結果、取引コストと情報の非対称性が大きく減少するでしょうから、「開かれた世界」において、個々の事業やその戦略が議論されることになります。
 この議論には、アナリストや会計士といった財務諸表の専門家だけでなく、その企業のOBやOG、コンサルタント(おそらくは「元」でしょうが)などが参加してくることは想像にかたくありません。
 企業戦略、各事業の競争戦略の正当性について──現時点では、どのような開示や説明が要求されるのかははっきりしていませんが──これらの一家言の持ち主たちに説明し納得させるのは相当大変なことです。
 財務諸表を読み解くには「財務リテラシー」や「会計リテラシー」が必要なように、戦略を理解するには「戦略リテラシー」が必要です。また、経営陣や本社スタッフだけでなく、やはり社内全般において育成されるべきものでしょう。とりわけ競争戦略の場合、その主役は現場です。現場からの情報なくして、上層部が事業の見通しを語ることはできません。
 しかし戦略リテラシーが広がることで──頭でっかちな意見が議論を制したり、努力や覚悟といったビジネス・マインドがなおざりにされたりといった弊害もありそうですが──組織能力の底上げがなされることは間違いないでしょう。
 日本では、この四月に金融庁が、そして七月には東京証券取引所がXBRLを本格的に導入します。その対象はまだ財務情報ですが、近い将来、戦略に拡大していくという「新しい現実」が待っているかもしれません。
2008年4月号 最高「戦略」責任者
定価 2,200円(税込) この本を購入
表紙
特集 最高「戦略」責任者
戦略担当者二〇〇人への調査が明かす
CSO:最高戦略責任者の役割
記事詳細
R・ティモシー・S・ブリーン  アクセンチュア CSO
ポール・F・ヌーンズ  アクセンチュアハイパフォーマンス・ビジネス研究所 リーダー特別研究員
ウォルター・E・シル  アクセンチュア グローバル・マネジング・ディレクター
戦略は問題解決の道具ではない
戦略の核心
記事詳細
シンシア・A・モンゴメリー  ハーバード・ビジネススクール 教授
循環型マネジメント・システムの構築
戦略と業務の統合システム
記事詳細
ロバート・S・カプラン  ハーバード・ビジネススクール 教授
デイビッド・P・ノートン  パラディアム・グループ 創設者
経営者の仕事は戦略立案ではなく資源配分の最適化
企業戦略の現実
記事詳細
ジョセフ・L・バウワー  ハーバード・ビジネススクール 教授
クラーク・G・ギルバート  元 ハーバード・ビジネススクール 教授
【一九八九年度マッキンゼー賞受賞論文】「組織の志」こそ競争力の源
ストラテジック・インテント
記事詳細
C・K・プラハラッド  ミシガン大学 スティーブン・M・ロス・スクール・オブ・ビジネス 教授
ゲイリー・ハメル  ロンドン・ビジネススクール 客員教授
顧客を起点とした組織能力がカギ
ケイパビリティ競争論
記事詳細
ジョージ・ストーク  ボストン コンサルティング グループ シニア・パートナー
フィリップ・エバンス  ボストン コンサルティング グループ シニア・パートナー
ローレンス・E・シュルマン  ボストン コンサルティング グループ シニア・パートナー
「戦略経営の父」が半世紀前に指摘した
多角化戦略の本質
記事詳細
H・イゴール・アンゾフ  元 アライアント・インターナショナル大学 特別教授
OPINION
経験価値のコ・クリエーション
ベンカト・ラマスワミ  ミシガン大学 スティーブン・M・ロス・スクール・オブ・ビジネス 教授
HBR Articles
「見えざる手」では市場は正常に機能しない
「マーケット・デザイン」の経済学
記事詳細
アルビン・E・ロス  ハーバード・ビジネススクール 教授
Serial Article
立石一真ものがたり「できません」と云うな
【第一〇回】健康工学、オムロン太陽電機
記事詳細
湯谷昇羊  ダイヤモンド社 論説委員
【CRE再編のヘキサゴン・2】
CREの観点から企業価値を評価する
 
川口有一郎  早稲田大学大学院 ファイナンス研究科 教授
BRAIN FOOD
個人医療の世界にもセグメンテーションを
キャロライン・カルキンス  ダイヤモンド・マネジメント・アンド・テクノロジー・コンサルタンツ リサーチ・ディレクター
ジョン・スビオクラ  ダイヤモンド・マネジメント・アンド・テクノロジー・コンサルタンツ副会長
パンデミック対策がサプライチェーンを強化する
ジョージ・B・アバクロンビー  ホフマン・ラ・ロシュ 社長兼CEO
中国人CEOのなかにはまだ毛沢東が生きている
李 少民  オールドドミニオン大学 カレッジ・オブ・マネジメント・アンド・パブリック・アドミニストレーション 経営学部 教授
葉 匡時  国立中山大学 管理学院 教授
IRRの魔術:PEファンドの実績は信用できるのか
オリバー・ゴットシャルグ  HEC 助教授
ルドビク・ファリップ  アムステルダム・ビジネススクール 助教授
BCG流チーム・ビルディング
ハンス・ポール・バークナー  ボストン コンサルティング グループ 社長兼CEO
熱く意思決定せよ
アンドリュー・オコネル  HBR アソシエート・エディター
顧客生涯価値のリアル・オプション分析
デトレフ・ショーダー  ケルン大学 教授
CHIEF OFFICERS
再生段階だからこそ、経営者人材を育成し、企業再建を加速する
柴田励司  キャドセンター 代表取締役社長
<2008年5月号 2008年4月号 2008年3月号> 最新号とバックナンバーの紹介
最新号とバックナンバーの紹介と販売に戻る
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー誌の定期購読が、
ウェブサイトからお申し込みいただけます。

定期購読のお申し込みには、DHBRネット会員登録(無料)が必要です。
お申し込みはこちら
 
http://www.diamond.co.jp/ >>