DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
UPDATED WED. MAY 14. 2008
一般ページトップ
定期購読のお申し込み
定期購読FAQ
【無料で情報提供】ネット会員
ネット会員のご案内
DHBRネット会員新規登録/ログイン
What’s DHBR?
最新号とバックナンバーの紹介
次号予告
DHBR関連書籍
学生割引専用ページ
継続キャンペーン専用ページ
このサイトについて
お問い合わせ
ダイヤモンド社
DHBR 目次と読みどころ
<2008年3月号 2008年2月号 2008年1月号> 最新号とバックナンバーの紹介
FROM
the EDITORS
2008年2月号の読みどころ
リーダーシップ 経営力の本質
リーダーは「プルラリズム」でいこう

「グロース・ペイン」(成長の痛み)という言葉があります。これは、一山当てた起業家がその後、企業規模を拡大させていくなかで味わうコンフリクトやジレンマ、自信喪失感のことですが、特定分野でキャリアを積んできた人が昇格したり、他部門に異動したりした際にも、同じような苦痛を経験するといわれています。
 その原因は、求められるスキル・セットが変わるからにほかなりませんが、そのほかにも、さしたる試練を経験していなかったり、組織の不文律にうとかったり、会社から公式に与えられた権限をさっそく行使してみたり(権限は周囲に認められて、初めて行使を許されるものです)といった経験値の問題も挙げられます。
 そして、何より問題なのが「モノカルチャー志向」(単一志向)です。このような視野狭窄症は、これまでのキャリア開発がもたらした副作用──昨今のスキルに偏った能力開発もこの傾向に棹差していると思われます──でもあるため、情状酌量の余地があると思われますが、そのせいでつまずき、不本意なレッテルが貼られてしまうことが珍しくありません。
 今号で新訳を施し再掲載したトム・ピーターズの「リーダーの仕事」は、『エクセレント・カンパニー』が上梓される三年前に書かれた論考ですが、リーダーがなぜリーダーたりうるのかは、椅子が温まる暇もなく、社内外を動き回り、短い時間とはいえ、さまざまな会議や打ち合わせに顔を出しているからであるという観察は、なかなか意味深長です(ひるがえって、彼は「リーダーは問題解決者ではない」とも指摘しています)。
 つまり、断片的な知識や情報とはいえ、これらが企業活動全体を網羅しており、しかも日々更新されれば、おのずとホリスティック思考が宿ると指摘しているわけです。
 ピーターズに限らず、名経営者と呼ばれる人たちの自伝・評伝に触れれば、リーダーには、時には論理的に矛盾し合う複数の価値を受け入れる態度、すなわち「プルラリズム」(多元主義)が必要であることがわかるはずです。
 このプルラル志向(かつての「複眼思考」、最近ならば「クロス・ファンクショナル・ビュー」といったところでしょうか)とでも呼ぶべき能力は、リーダーになる前に育成可能なはずです。一種の習慣ですからね。ですが、時間がかかりそうです。
 モノカルチャー志向は短期に成果を出しやすいですが、これが染み込んでしまうと、デジタルで線形思考の人材になってしまうのではないでしょうか。そのためにも、早くからリーダーシップ教育を施すのがよいのではないかと思う次第です。
2008年2月号 リーダーシップ 経営力の本質
定価 2,000円(税込) この本を購入
表紙
特集 リーダーシップ 経営力の本質
自分なりの「経験理論」を持つ
リーダーシップ論七つの扉
記事詳細
金井壽宏  神戸大学大学院 経営学研究科 教授
有能なマネジャーと無能なマネジャーは何が違うのか
権力と影響力
記事詳細
ジョン・P・コッター  ハーバード・ビジネススクール 名誉教授
【一九七七年度マッキンゼー賞受賞論文】大半の人々が混同している
マネジャーとリーダー:その似て非なる役割
記事詳細
アブラハム・ザレズニック  ハーバード・ビジネススクール 名誉教授
組織論では真の姿に迫れない
リーダーの仕事
記事詳細
トム・ピーターズ  トム・ピーターズ・カンパニー 会長
変化適応の時代における六つの原則
リーダーシップの新しい使命
記事詳細
ロナルド・A・ハイフェッツ  ハーバード大学 ジョン・F・ケネディ行政大学院 上級講師
ドナルド・L・ローリー  オイスター・インターナショナル 共同創設者
コンティンジェンシー理論で考える
Y理論は万能ではない
記事詳細
ジョン・J・モース  元 カリフォルニア大学ロサンゼルス校 経営大学院 教授
ジェイ・W・ローシュ  ハーバード・ビジネススクール 教授
OPINION
株主志向のリスク
マイケル・E・ポーター  ハーバード・ビジネススクール 教授
HBR Articles
たゆまぬ挑戦を生む企業文化の秘密
アマゾン・ウェイ:挑戦、顧客志向、楽観主義
記事詳細
ジェフ・ベゾス  アマゾン・ドットコム 会長兼CEO兼社長
「リーダー養成機関」150社から導き出された
リーダーシップ・ブランドの五原則
記事詳細
デイビッド・ウルリッチ  ミシガン大学 スティーブン・M・ロス・スクール・オブ・ビジネス 教授
ノーム・スモールウッド  RBLグループ 共同創業者兼パートナー
アメリカ政府機関に学ぶ
官公庁も改革できる
記事詳細
フランク・オストロフ  オストロフ・アンド・アソシエーツ マネージング・パートナー
Serial Article
立石一真ものがたり「できません」と云うな
【第八回】交通管制システム
記事詳細
湯谷昇羊  ダイヤモンド社 論説委員
BRAIN FOOD
株主価値経営がアメリカ企業をダメにする
ヘンリー・ミンツバーグ  マギル大学 教授
PEファームのほうが長期志向かもしれない
ウォルター・キーチェル三世  ハーバード・ビジネススクール・パブリッシング 元編集ディレクター
「未来への距離感」は国ごとに異なる
マンスール・ジャビダン  サンダーバード国際経営大学院 教授
Long Liveリーダーシップ
クレイギー・ジルジャン  ジルジャン CEO
近視眼経営のツケ
ナタリー・ミジック  コロンビア・ビジネススクール 准教授
ロバート・ジェイコブソン  ワシントン大学ビジネススクール 教授
CHIEF OFFICERS
ラグジュアリー・ホテルの真髄は、個性とサービスの一貫した品質
クリスチャン・ハッシング  マンダリン オリエンタル 東京 総支配人
<2008年3月号 2008年2月号 2008年1月号> 最新号とバックナンバーの紹介
最新号とバックナンバーの紹介と販売に戻る
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー誌の定期購読が、
ウェブサイトからお申し込みいただけます。

定期購読のお申し込みには、DHBRネット会員登録(無料)が必要です。
お申し込みはこちら
 
http://www.diamond.co.jp/ >>