|
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
 |
 |
2007年8月号の読みどころ |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
| 製品開発力のプロフェッショナル |
 |
 |
 |
分業が疑問視されない時代
一九七八年にノーベル経済学賞を受賞したハーバート・アレクサンダー・サイモンによれば、経済主体は、限定合理性という現実の下では、短期的には、最適化(ルビ=オプティマイジング)ではなく、満足化(ルビ=サティスファイシング)を選択せざるをえないのだそうです。
要するに、人間がパーフェクトな情報を収集することなどそもそも不可能であり、したがって最適な意思決定を下すことはかなわず、どこかの時点でこれ以上考えるのをやめ、差し当たって自分が満足できることを選択するというのです。
満足化を「ほどほど」「戦略的妥協」とひるがえす人がいるように、なるほど、そうかもしれません。
日本製造業のものづくりの特徴の一つである「継続的改善」は、この短期的な満足化にたえず背を向けて、長期的に最適化を追求する活動といえます。その最たる例こそ、トヨタ自動車でしょう。
トヨタをはじめ、優れた日本製造業は、サイモンの理論体系を超越した存在ではないでしょうか。
いかに分業を前提としているとはいえ、その複雑な組織システムや生産プロセスを、リバース・オーガニゼーション、すなわち要素分解して、そのサブシステムや細部を徹底的に調べても、それを再現することはできません。また、組織図はそう見えても、「サイモンの時計」のようにモジュラーの集合体でもありません。
今号では、まだ「すり合わせ」という言葉が人口に膾炙していない一九九〇年に、東京大学教授の藤本隆宏氏と前ハーバード・ビジネススクール学長のキム・B・クラークがHBRに寄稿した「プロダクト・インテグリティ:すり合わせの製品開発力」(原題“The Power of Product Integrity”)という論稿を、新訳を施して再掲載しました。
このなかで、製品統合性(ルビ=プロダクト・インテグリティ)と重量級プロダクト・マネジャーというコンセプトが登場しますが、日本製造業がなぜ模倣困難なのかを再発見するうえで、とても啓発的です。
組織に働く人たちの多くが、組織を動かしているシステムやプロセスの全体像に無関心になり、自分に課された仕事だけを処理しているような現在、言い換えれば、アダム・スミス的分業発想を疑問視しなくなりつつあるいまだからこそ、一読(あるいは再読)する価値があります。
また今号では、後知恵とか、結果論と言われがちなブルー・オーシャン戦略に関する誤解に決着をつけます。提唱者であるW・チャン・キムの免許皆伝を受けた、金沢工業大学大学院客員教授(元ボストンコンサルティンググループ)の安部義彦氏が、掟破りのポーター戦略論との比較によって、ブルー・オーシャン戦略の本質を解説します。思わず納得です。 |
 |
|
 |
 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
|
 |
|
|
 |
|
|
 |
|
|
|
|
 |
 |
|
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
ロザベス・モス・カンター ハーバード・ビジネススクール 教授 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
藤本隆宏 東京大学大学院 経済学研究科 教授 |
 |
 |
キム・B・クラーク ブリガム・ヤング大学アイダホ校 学長 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
ベニート・アルニャーダ ポンペウ・ファブラ大学 教授 |
 |
 |
ショセ・H・バスケス ビゴ大学 准教授 |
 |
|
 |
 |
|
|
 |
 |
|
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
ジェームズ・P・ハケット スチールケース 社長兼CEO |
 |
|
 |
 |
 |
|
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
排出権取引市場の決定的な役割 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
ロバート・ワトソン 世界銀行 チーフ・サイエンティスト |
 |
|
 |
 |
 |
|
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
アンドリュー・マカフィー ハーバード・ビジネススクール 准教授 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
デイビッド・A・ガービン ハーバード・ビジネススクール 教授 |
 |
 |
コンサルタント リン・C・ルベスク |
 |
|
 |
 |
 |
|
|
|
|
 |
 |
 |
|
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
グローバル市場の新しいアタッカーたち |
|
 |
 |
 |
 |
 |
ホセ・サントス INSEAD 教授 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
マクドナルド:失敗を恐れない組織 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
ステファン・ミッシェル サンダーバード国際経営大学院 助教授 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
提案活動の対価をケチってはならない |
|
 |
 |
 |
 |
 |
ゲイリー・カリーニ ベイラー大学 ハンカマー・スクール・オブ・ビジネス 副学長兼教授 |
 |
 |
ビル・タウンゼンド ペイ・バイ・タッチ エグゼクティブ・バイス・プレジデント |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
啓蒙こそ中国知財リスクの解決策 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
ゲオルク・フォン・クロー スイス連邦工科大学チューリッヒ校 教授 |
 |
 |
ステファン・ヘフリガー スイス連邦工科大学チューリッヒ校 研究員兼講師 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
悪質な三六〇度評価からも「教訓」を見出す |
|
 |
 |
 |
 |
 |
フェルナンド・バルトロメ インスティテュート・デ・エンプレサ 教授 |
 |
 |
ジョン・ウィークス INSEAD 助教授 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
社外取締役の訴訟リスク |
|
 |
 |
 |
 |
 |
マイケル・クラウスナー スタンフォード・ロー・スクール 教授 |
 |
|
 |
 |
 |
|
|
|
|
 |
 |
 |
|
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
価値観を共有する自律型組織を目指す |
|
 |
 |
 |
 |
 |
溝呂木 斉 ディスコ 代表取締役社長 |
 |
|
 |
 |
|
|
 |
 |
 |
|
|