DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
UPDATED THU. NOV 20. 2008
一般ページトップ
定期購読のお申し込み
定期購読FAQ
【無料で情報提供】ネット会員
ネット会員のご案内
DHBRネット会員新規登録/ログイン
What’s DHBR?
最新号とバックナンバーの紹介
次号予告
DHBR関連書籍
学生割引専用ページ
継続キャンペーン専用ページ
このサイトについて
お問い合わせ
ダイヤモンド社
DHBR 目次と読みどころ
<2007年6月号 2007年05月号 2007年4月号> 最新号とバックナンバーの紹介
FROM
the EDITORS
2007年5月号の読みどころ
クリエイティブ資本主義
クリエイティブ・クラス ナレッジ・ワーカーを超えて

「クリエイティブ・クラス」とは、いったい何なんでしょうか。
 提唱者のリチャード・フロリダは、クリエイティブ・クラスが流動化している状況を調査するのに職業分類を用いました。これに疑問なく従えば、いわゆるプロフェッショナルに定義される知的労働者を指すことになります。
 ところが、この分類には当てはまらない、たとえばトヨタの工場労働者、伝説的なホテルマン、さらには本稿でも紹介されているSASインスティテュートやグーグルなどの社員についても、そうであると言っています。
『ハイコンセプト』の著者、ダニエル・ピンク――彼もクリエイティブ経済の賛同者の一人ですが――いわく「フロリダの定義はかなり広い」。
 では、ピンクの考えるところでクリエイティブ・クラスを定義すると、「左脳思考だけでなく、右脳思考もできる人」であり、「何らかの専門性を持ちながらも、そこに埋没することなく全体観を俯瞰でき」、かつ「論理的でありながらも、美しさや遊びといった、論理では説明し切れない世界を理解できる人」ということになりましょうか。
 しかし、定義はあまり重要ではありません。知識労働者(ルビ=ナレッジ・ワーカー)のそれは、いまだあいまいとしており、ホワイトカラー全般プラス一部のブルーカラーといった認識に落ち着いているようです。
 むしろ、天然資源、工場、労働者数などが物を言う工業の時代から、知識や情報、ビジネスモデル、労働者の質が競争を左右する知識の時代へ移行しているという、パラダイム・シフトの指摘こそ重要だったはずです。
 ただし、クリエイティブ・クラスという概念は、パラダイム・シフトではなく、ナレッジ・ワーカーの「再解釈」を訴えているようです。
 その背景には、さまざまな分野において標準化が進み、定型的な知識が広く共有されるようになった現在、ドロシー・レオナルドの言う「ディープ・スマート」、野中郁次郎氏らの「豊かな暗黙知」など、属人的な知の重要性が認識されていることがあります。
 くわえて、イノベーション――けっして一発屋的ではなく――を継続的に実現するには、このように標準化や共有化が難しい知をふんだんに持っていることが有利であり、もちろんただ持っているだけでは無意味ですから、組織的に活用できる能力が必要です。
 よって必然的にダイバーシティ・マネジメントが重要性を帯びてきます。ですから、団塊の世代のみならず、女性とりわけワーキング・マザーの再活用が不可欠です。また、若者が将来の希望を失うことなく、組織に貢献し、学習を重ねていくためにも、ミドル層の働き方や処遇を変えていく必要もあるでしょう。
2007年5月号 クリエイティブ資本主義
定価 2,000円(税込) この本を購入
表紙
特集 クリエイティブ資本主義
産業革命に匹敵する大変化が始まっている
「クリエイティブ・クラス」とは何か
記事詳細
リチャード・フロリダ  ジョージ・メイソン大学 教授
創造性は「公共財」である
クリエイティブ人材が競争優位を左右する
記事詳細
リチャード・フロリダ  ジョージ・メイソン大学 教授
長期的な関係は「思いがけない発見」を増やす
SASクリエイティブ資本を生かす経営
記事詳細
リチャード・フロリダ  ジョージ・メイソン大学 教授
ジェームズ・グッドナイト  SASインスティテュート CEO
寛容、解放、そして覚醒
社員力の論点
記事詳細
1 あいまいさを受容する力  
玄田有史  東京大学 社会科学研究所 教授
2 長寿化と人口減のインパクト  
樋口美雄  慶應義塾大学 商学部 教授
3 優秀な若者が外資に流れていく理由  
城 繁幸  人事コンサルタント
4 中高年世代の成長と知のネットワーク  
金井壽宏  神戸大学大学院 経営学研究科 教授
5 女性、そしてワーキング・マザーの能力を殺すなかれ  
勝間和代  経済評論家、ムギ畑 主宰者
6 LLP革命 ピラミッドの外の力を活用する  
太田直樹  ボストン コンサルティング グループ ヴァイス・プレジデント、ディレクター
7 製造現場のクリエイティブ・クラス  
奥山清行  ケン・オクヤマ・デザイン CEO
8 ダイバーシティは経営戦略である  
内永ゆか子  日本アイ・ビー・エム 取締役専務執行役員
働き詰めのビジネス・エリートを蝕む
「過剰労働」の危険な魅力
記事詳細
シルビア・アン・ヒューレット  センター・フォー・ワークライフ・ポリシー 所長
キャロリン・バック・ルース  アーンスト・アンド・ヤング シニア・パートナー
デジタル・ネットワークが巨大企業を分裂させる
eランス経済の台頭
記事詳細
トーマス・W・マローン  マサチューセッツ工科大学 スローン・スクール・オブ・マネジメント 教授
ロバート・J・ローバチャー  マサチューセッツ工科大学 スローン・スクール・オブ・マネジメント MITセンター・フォー・コーディネーション・サイエンス リサーチ・アソシエート
増力化する「個人」を組織的に活用できるか
ウェブ二・〇時代のワーク・スタイル
記事詳細
亀津 敦  野村総合研究所 技術調査部 主任研究員
OPINION
ものづくり立社への決意
大坪文雄  松下電器産業 社長
HBR Articles
文化的相違が引き起こす衝突に、どう介入すべきか
多国籍チームのマネジメント
記事詳細
ジーン・ブレット  ノースウェスタン大学 ケロッグ・スクール・オブ・マネジメント 教授
クリスティン・ベーファー  カリフォルニア大学アーバイン校 ポール・メラージ・スクール・オブ・ビジネス 助教授
メアリー・C・カーン  バルーク大学 ジクリン・スクール・オブ・ビジネス 助教授
明日のマネジメントの糧となる
二〇〇七年のパワー・コンセプト(上)
記事詳細
ハーバード・ビジネス・レビュー編集部  
1 流行が起こる本当のメカニズム  
ダンカン・J・ワッツ  コロンビア大学 教授
2 いまや日本は「起業家国家」でもある  
堀 義人  グロービス経営大学院 学長
3 ハリー・ポッター型マーケティング  
フレデリック・ダルサス  HECスクール・オブ・マネジメント 助教授
コラリー・ダメイ  HECスクール・オブ・マネジメント 博士課程
デイビッド・デュボア  ノースウェスタン大学 ケロッグ・スクール・オブ・マネジメント 博士課程
4 数学でイノベーションを生み出す  
マイケル・シュラーゲ  マサチューセッツ工科大学 メディアラボ eマーケット・イニシアティブ 共同ディレクター
5 「希望」のリーダー学  
ハリー・ハットソン  経営コンサルタント
バーバラ・ペリー  文化人類学者
6 デンマークのイノベーション政策  
エリック・フォン・ヒッペル  マサチューセッツ工科大学 スローン・スクール・オブ・マネジメント 教授
HBR Case Study
高級酒市場における戦略の選択
新商品開発か既存商品のマーケティングか
[コメンテーター]
デイビッド・ハーマン  ハートマン 社長
ジェフリー・F・レイポート  マーケットプレース 創立者兼会長
スティーブン・ダル  VFコーポレーション バイス・プレジデント
ジョセフ・スキャフィド  ダンキン・ブランズ CCIO
[ケース・ライター]
ポール・F・ヌーンズ  アクセンチュア・インスティテュート・フォー・ハイ・パフォーマンス・ビジネス エグゼクティブ・リサーチ・フェロー
ウドラフ・W・ドリッグズ  アクセンチュア グローバル・マネージング・ディレクター
BRAIN FOOD
コストコはウォルマートより賢い
ウェイン・F・カシオ  コロラド大学 デンバー・アンド・ヘルス・サイエンス・センター校 ビジネススクール 教授
フリーターを就業・定着・活性化させる法
ブライアン・バルー  マイアミ大学 リチャード・T・ファーマー・スクール・オブ・ビジネス 准教授
ダン・L・ハイトガー  マイアミ大学 リチャード・T・ファーマー・スクール・オブ・ビジネス 准教授
海外赴任者たちはきっと退屈している
マーク・エイブラハムズ  『アンナル・オブ・インプロバブル・リサーチ』 編集長
甘やかすな。挑発せよ
ラリー・ウィンゲット  ビジネス・スピーカー
ナレッジ・マネジメントROIの測定
ドン・コーエン  バブソン大学ワーキング・ナレッジ・プログラム 研究員
コミュニティ・マーケティングの可能性
レネ・アルゲスハイマー  チューリッヒ大学 インスティトゥート・フューア・シュトラテギー・ウント・ウンターネーメンソノミック 助教授
ウタバル・M・ドラキア  ライス大学 ジェシー・H・ジョーンズ経営大学院 准教授
BOOKS in REVIEW
談合問題は「新たな公共の担い手」に何を教えているのか
田中弥生  独立行政法人 大学評価・学位授与機構 助教授
<2007年6月号 2007年5月号 2007年4月号> 最新号とバックナンバーの紹介
最新号とバックナンバーの紹介と販売に戻る
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー誌の定期購読が、
ウェブサイトからお申し込みいただけます。

定期購読のお申し込みには、DHBRネット会員登録(無料)が必要です。
お申し込みはこちら
 
http://www.diamond.co.jp/ >>