DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
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DHBR 目次と読みどころ
<2007年4月号 2007年03月号 2007年2月号> 最新号とバックナンバーの紹介
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the EDITORS
2007年3月号の読みどころ
リーダーシップを問い直す時
鳥インフルエンザ怖い

 一月一二日、宮崎県清武町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型ウイルス)に感染したニワトリがおよそ七五〇羽死んだという報道がありました。
 昨二〇〇六年は、日本ではたまたま発症例がなかったため、話題になりませんでしたが、実は過去最大の年であり、二〇〇七年一月一五日に発表されたWHO(世界保健機関)の報告によると、確定症例数が一一六、そのうち死亡例数は八〇でした。
 さらに同報告によれば、高病原性鳥インフルエンザに感染した人(確定症例)はこれまで二六七人、そのうち死亡した人が一六一人(死亡率は六〇%)、また死亡例の内訳を多い順に見てみると、インドネシア六一人、ベトナム四二人、タイ一七人、中国一四人といった具合で、その九割以上がアジア圏という状況です。
 鳥インフルエンザ・ウイルスはまだ人への感染力は弱く、しかも人から人へ感染するまでには至っていませんが、多くの専門家や識者が指摘しているように、もしそうなったら、一九一八年から一九年にかけて全世界的に大流行し、感染者六億人、死者五〇〇〇万人という「スペイン風邪」を上回るであろうといわれています(怖いことに、このスペイン風邪は鳥インフルエンザ・ウイルスの突然変異で生まれた新型ウイルスによるといわれています)。最悪の場合、ほぼ一年で世界総人口の三〇%が感染し、死亡者は何と一億五〇〇〇万人に上ると予測する専門家もいるそうです。
 HIV(ヒト免疫不全ウイルス)やSARS(重症急性呼吸器症候群)の時を思い出してみても、我々日本人は概して事前対策を怠りがちで、一過的に一億総心配性になりますが、のど元を過ぎるのがまことに早い。継続的改善の国のはずなのですが――。
 しかも、異質への寛容性が低いため、もし他のアジア諸国の人が日本で発症しようものならば――とはいえ九・一一同時多発テロ後のアメリカでもそうでしたが――いわれのない差別も起こりそうです。
 また、最近では不二家の例がありましたが、「臭いものにはふた」の文化の国ですから――かれこれ一〇年以上前、某グローバル企業は、海外の事業所でエイズが発症した社員を秘密裏に解雇していた――重要な情報が隠され、その結果、対応が遅れ、最悪の事態が招かれるといったこともありえないとは限りません。
 このような国民性に起因する問題のみならず、食糧の輸入、入国審査、都市部における野鳥の繁殖(特にカラス)など、大流行リスクにはたして対処できるのでしょうか。テポドンも怖いですが、鳥インフルエンザも同じく怖いです。
2007年3月号 リーダーシップを問い直す時
定価 2,000円(税込) この本を購入
表紙
特集 リーダーシップを問い直す時
昇進と共に諫言は減っていく
自問と自省のすすめ
記事詳細
ロバート・S・キャプラン  ハーバード・ビジネススクール 上級講師
幻想と真実のギャップ
新任マネジャーはなぜつまずいてしまうのか
記事詳細
リンダ・A・ヒル  ハーバード・ビジネススクール 教授
エグゼクティブに不可欠な三つの人間関係
人脈の戦略
記事詳細
ハーミニア・イバーラ  INSEAD 教授
マーク・ハンター  INSEAD 准教授
「勇気ある行動」はスキルである
勇気の計算
記事詳細
キャスリーン・K・リアドン  南カリフォルニア大学 マーシャル・スクール・オブ・ビジネス 教授
堕ちたリーダーが甦る時
失脚から復活する法
記事詳細
ジェフリー・A・ゾネンフェルド  エール大学 スクール・オブ・マネジメント 教授
アンドリュー・J・ウォード  ジョージア大学 助教授
変革後に待ち受けている課題
CEO交代のマネジメント
記事詳細
デイビッド・A・ナドラー  マーシュ・アンド・マクレナン 副会長兼CEO マーサー・デルタ・コンサルティング 会長兼CEO
グローバル・マネジャーを育てた試練
リーダーシップの「真実の瞬間」
記事詳細
オリペッカ・カラスブオ  ノキア 社長兼CEO
ゲイリー・ジャクソン  ブラックウォーターUSA 社長
フランツ・フーマー  エフ・ホフマン・ラ・ロシュ 会長兼CEO
アーサー・ゲンスラー  ゲンスラー・アンド・アソシエーツ・アーキテクツ 創業者
セルゲイ・ペトロフ  ロルフ・グループ 創業者
アラン・クラップマイヤー  シーラス・デザイン 創業者
アレクサンダー・B・カミングス  コカ・コーラ・アフリカ 社長兼COO
ドゥリープ・アルウィハレ  アーンスト・アンド・ヤング・ポーランド マネージング・パートナー
OPINION
理念を与えれば人は動く
廣瀬光雄  パシフィックゴルフグループインターナショナル ホールディングス 会長兼社長 ビジネス・ブレークスルー大学院大学 教授
HBR Articles
合意度に基づいて変革手法を見極めるツール
アグリーメント・マトリックス
記事詳細
クレイトン・M・クリステンセン  ハーバード・ビジネススクール 教授
マシュー・マークス  ハーバード・ビジネススクール 博士課程
ハワード・H・スチーブンソン  ハーバード・ビジネススクール 教授
最悪のシナリオを回避するために
鳥インフルエンザは企業課題である(上)
記事詳細
鳥インフルエンザの基礎知識  
スコット・F・ドゥエル  疾病対策予防センター 世界疾病調査官
ジョセフ・S・ブリーセ  疾病対策予防センター インフルエンザ疫学ディレクター
鳥インフルエンザ対策はもはや待ったなし  
ジェフリー・ステープルズ  インターナショナルSOS 首席医療アドバイザー
鳥インフルエンザ対策チェックリスト  
アメリカ保健社会福祉省疫病管理予防センター  
中国で鳥インフルエンザが流行すると――  
ウェンディ・ドブソン  トロント大学 ロットマン・スクール・オブ・マネジメント 教授
ブライアン・R・ゴールデン  トロント大学 ロットマン・スクール・オブ・マネジメント 教授
サン・マイクロシステムズのパンデミック・リスク対策  
ウィリアム・マクゴーワン  サン・マイクロシステムズ シニア・バイス・プレジデント
SARSの経験から鳥インフルエンザを考える  
シェリー・クーパー  BMOファイナンシャル バイス・プレジデント
HBR Case Study
戦略の転換に伴う営業マネジャーの後任人事
生え抜きか、ヘッドハンティングか
[コメンテーター]
ケナン=フラグラー・ビジネススクール 講師  ノースカロライナ大学
スティーブ・カー  ゴールドマン・サックス マネージング・ディレクター兼CLO
ランダル・D・ケリー  スペンサー・スチュワート パートナー
アンドレア・L・ディクソン  シンシナティ大学 准教授
[ケース・ライター]
フランク・V・セスペデス  センター・フォー・エグゼクティブ・ディベロップメント マネージング・パートナー
BRAIN FOOD
「単国籍化」に向かう多国籍企業
ジェフリー・G・ジョーンズ  ハーバード・ビジネススクール 教授
中国の政治リスクはまだまだ高い
イアン・ブレマー  ユーラシア・グループ 社長
ファリード・ザカリア  『ニューズウィーク』国際版 編集長
なぜズボンは爆発したか
マーク・エイブラハムズ  『アンナル・オブ・インプロバブル・リサーチ』 編集長
月の満ち欠けと株価の関係
リサ・バレル  HBR マニュスクリプト・エディター
「跳弾経済」の台頭
ビジャイ・マハジャン  テキサス大学オースティン校 マコモス・スクール・オブ・ビジネス 教授
ヨーラン(ジェリー)ウインド  ペンシルバニア大学 ウォートン・スクール 教授
脱分業:高級AVメーカーの一人生産方式
アイバー・ティーフェンブルン  リン・プロダクツ 創業者兼会長
値引きという無法地帯
ジム・ガイスマン  マーケットシェア プリンシパル
ジョン・マルスキン  マーケットシェア プリンシパル
知識の理解と活用に投資せよ
アル・ヤコブソン  バブソン・カレッジ ワーキング・ナレッジ・センター 研究員
ローレンス・プルサック  バブソン・カレッジ ワーキング・ナレッジ・センター 共同所長
BOOKS in REVIEW
コーポレート・ベンチャーがイノベーション力を高める
伊藤良二  慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 教授
CHIEF OFFICERS
経営判断と業務判断のギャップをいかに埋められるか
吉田仁志  SAS Institute Japan 代表取締役社長
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