2012年3月号 特集 「チェンジ・ザ・ワールド」の経営論 記事詳細

■ 特集 「チェンジ・ザ・ワールド」の経営論

外部化されたコストを内部化する時代 サステナビリティ3.0

ビジネスが社会に及ぼす悪影響を減らすという側面では、我々は進歩しているとはいえない。むしろ、事業活動の負の影響は拡大し続けている。環境に悪影響を与える製品を買うほうが、環境への負荷が少ない製品を買うよりも概して安価だからである。すなわち、地球にとっては高コストでも、顧客にとっては高価格にならない。これは、事業活動によって地球にもたらされる損害を企業が負担しなくてもよいからだ。

このような影響の多くは正確に測りにくい、あるいは個々の企業に公正に割り振りにくいため、そのコストは常に企業会計において外部的なものだった。しかし、このように外部化されたコストを定量化し、割り振ることができたとしたら、安いものを求める消費者心理が、健全で公正な世のなかを維持するビジネス手法と完全に合致し、強力な市場の力がサステナビリティの目標に資するようになる。

幸いなことに、成功するビジネスが持続可能なビジネスと同義になるのは可能なばかりか、もはや必然である。


イヴォン・シュイナード   パタゴニア 創業者兼会長

ジブ・エリソン   ブル・スカイ 創業者

リック・リッジウェイ   パタゴニア バイス・プレジデント

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