2012年6月号 特集 アメリカ経済の正念場「競争力」再生 それは日本への教訓か 記事詳細

■ 特集 アメリカ経済の正念場「競争力」再生 それは日本への教訓か

政治の健全性を取り戻す 民主主義は試練の時を乗り越えられるか

現在のアメリカ連邦議会はかつてないほど分裂しており、政府の概念がくっきりと2つに引き裂かれている。メディアや連邦議員の多くは、アメリカ政治にイデオロギー色があまりにも強まってしまったと嘆いている。ハーバード・ビジネス・スクールの卒業生に対して行ったアメリカの競争力に関する調査でも、その60%が「政治システムの有効性」は他の先進諸国よりも劣っていると指摘している。

アメリカの政治は本当に道を踏み外してしまったのか。いま政治システムを改善する方法を探し始めることが理にかなっている。必要とされているのは、党利党略、経済的利益、イデオロギーを超えた、民主主義の健全性を尊重する感覚を取り戻すことである。政治が経済に与える影響がきわめて大きい以上、そのプロセスにおいて、ビジネス界のリーダーも重要な役割を果たさなければならない。そして、アメリカの民主主義が過去に果たしてきた機能について、組織内により深い理解を促すべきである。


デイビッド A. モス   ハーバード・ビジネス・スクール 教授

PDF記事:9ページ[約1,632KB]
定期購読者:無料(※)ログインする
※ 論文オンラインサービスご利用の方に限ります
この論文もおすすめします

定期購読のご案内

Special Topics PR
最新号のご案内
定期購読
論文オンラインサービス
  • facebook
  • Twitter
  • RSS
DHBR Access Ranking