SNS依存を克服するための4つの実験と結果

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フェイスブック、ツイッター、インスタグラム……あなたのスマホには、さまざまなSNSアプリがインストールされているのではないか。朝起きたらニュースフィードを確認し、出勤や移動中の電車の中で閲覧し、仕事の息抜きと称して書き込み、寝る前のチェックも怠らない。私たちの生活はSNSに支配されていると言っても過言ではない。筆者は、細切れだが大量の時間を奪われていることに問題意識を抱き、SNS依存を克服するための4つの実験を行った。


 ソーシャルメディアによって新しいアイデアがつながり、仕事が共有しやすくなり、かつては届かなかった意見が文化に影響を及ぼせるようになった。しかし一方で、目標や用途、使い方に注意しないと、ソーシャルメディアは依存性が強く、無駄に時間を費やしてしまう。

 私は過去2年間にわたり、ソーシャルメディアの使用が自分の生産性にどんな影響を及ぼすのかを理解すべく、トラッカーとブロッカーを使ってみずからの行動を監視する4つの実験を行った。日常的にやってきたことをいったんできなくすることで、自分の「初期設定」を変え、じっくり集中して仕事をする時間を増やせるかを確認するのが狙いだった。

 最終的にこれら4つの実験で、自分とソーシャルメディアとの関係性が浮き彫りになった。そして、ソーシャルメディアのマイナス面を減らし、メリットを最大化する効果的な戦略を学んだのである。

 最初に取り組んだのは、データ収集だった。実験を開始する前に日々の行動を追跡して、自分が時間とエネルギーをどこに使っているのかを理解しようと努めた。これにより、満足のいく仕事に没入するために、自分で何を変えられるのかの洞察を得た。レスキュータイム(RescueTime)というアプリでコンピュータの使用状況を、モーメント(Moment)というアプリでスマホの使い方をそれぞれ追跡した。

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