騒がしいオープンオフィスで
集中力を保つ6つの方法

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従業員同士のコミュニケーションが重要であることは確かだが、オープンオフィスが必ずしも期待通りの成果を上げるとは限らない。近くの同僚が大声で話をしていたり、上司が急な打ち合わせを持ちかけてきたりと、集中を妨げる要因は無数にある。オープンオフィスの利点を享受しながら、自分自身が仕事に集中できる環境を構築するには、どうすればよいのか。筆者は6つの「サバイバル戦略」を提示する。


 現実を直視しよう。オープン型のオフィスは悪夢になりかねない。全神経を集中する必要がある案件に取り組んでいる場合は、特にそうだ。さらに悪いことに、同僚が気を散らす原因になるときもある。同僚たちが大声で会話していたり、彼らの携帯電話にひっきりなしにメッセージが届いていたりするかもしれない。

 どうすれば、オープン型のオフィスでうまくやっていけるだろうか。あなたの集中を妨げる声の大きな同僚に、どのように対処すべきか。人付き合いがよくないとか、不作法だとかいった印象を与えずに、オフィスの騒音や気を散らすものに対処するには、何が最善策か

 ●専門家のアドバイス

 オープン型のオフィスについては、賛否両論がある。創造性と仲間意識が触発される効果を示唆する研究がある一方で、比較的新しい研究によれば、オープン型のオフィスには、社員が互いに避け合う傾向を強める弊害があるらしい。

 オーラル・ロバーツ大学准教授で、Friend of a Friend(未訳)の著者でもあるデイビッド・バーカスによれば、オープンスペースが的確にデザインされている場合は、「社内各部署の人と偶然に出会い、素晴らしい交流につながるチャンスがある」ことから、コラボレーションが育まれる可能性があるという。ただし問題は、仕事の追い込みをしている最中には、そうした交流のいっさいが「極めて気をそらせる原因になることがある」ことだ。

 だが、『ハーバード・ビジネス・レビュー公式ガイド社内政治マニュアル』の著者であるカレン・ディロンによれば、オープン型のオフィスを採用する企業が増えているなか、迷惑な騒音への対処法を身に付けることが重要になっているという。あなたとあなたのチームが同意できるいくつかの基本原則に加えて、個人の「サバイバル戦略」も必要なのだ。以下に、そのアイデアをいくつか紹介する。

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