2007年12月号 特集 グレート・カンパニー 長期志向の経営 記事詳細
■ 特集 グレート・カンパニー 長期志向の経営
事業ポートフォリオの死角 「キャズム」を超える成長戦略
過去二〇年間、IT業界では、AT&T、コダック、ポラロイド、ゼロックスなど、先進的といわれた企業が有望な技術の将来性を見誤った。なぜか。製品ポートフォリオを、「短期」「育成期」「長期」という三つの「タイム・ホライゾン」に分けてみると、その敗因が見えてくる。すなわち、既存事業の短期的動向と長期投資には注意しているが、「金のなる木」になるかもしれない育成期にあるプロジェクトには冷たい。シスコシステムズは、この罠を回避する施策を連続的に講じた結果、新規事業を次々と成功させ、再び成長軌道に乗ることができた。
ジェフリー・A・ムーア TCGアドバイザーズ 社長
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