上司や同僚に心を操られそうになったら、
3つのアプローチで対処する

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ほとんどの職場に、他人を意のままに操ろうとするマニピュレーターがいるのではないか。彼らは一見、仕事ができるように見えるため、じぶんの上司がそうであることもあるだろう。上司も同僚も助けてくれないが、法的措置を取るほど大ごとにはしたくない。そんなときに有効な3つのアプローチが示される。


 会社勤めをしたことがある人なら、ほぼ例外なく、他人の心を操ろうとする人(マニピュレーター)に職場で対応しなければならなかった経験があるだろう。 あいにく、従業員はたいてい、その経験を公にするのをためらう。というのも、たとえ公にしても、会社側の典型的な反応は、慎重であったり、真剣に取り上げなかったり、時には当のマニピュレーターでなく被害に遭った人を罰することすらあるからだ。

 残念ながら、マニピュレーターを昇進させる職場は少なくない。彼らは事を効果的に進めるように見えるからだ。ただ長い目で見れば、マニピュレーターによる横行は生産性にも、周囲の人の心にも甚大なダメージを与える。そこで、幹部層や他の部署から、あなたの側に立った介入が期待できそうにない場合に備え、法的措置に訴えるまでもなく、自分自身で対処する方法を知っておくとよいだろう。

 私は30年近くにわたるコンサルティング経験において、人を操ろうとするマニピュレーションやいじめ、権限の乱用の実例を数え切れないほど目にしてきた。そうして、よくあるタイプのマニピュレーターと対峙するとき、確実に効果のある対処法が3タイプあることがわかってきた。これらの方法は、自分のほうが職位や権限、あるいはステータスが下でも使うことができる。

 以下のアプローチを実践すれば、少なくとも自信とコントロールを取り戻す役に立つはずだ。この先どうしたらよいのかと、黙って苦しむ必要はなくなるだろう。

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