戦略の立案と実行を隔てる
4つの溝の正体

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いかに優れた戦略を立案しても、それを実行できなければ価値を生み出せない。誰もが頭でわかっていながら、現実には戦略が適切に実行されない事態がよく見られる。戦略の立案と実行の間に横たわる「4つの溝」とは何か。デジタル時代に生き抜くための思考変革を専門とする筆者が説く、戦略をうまく実行するための思考法。


 英語のExecution(エクセキューション)は奇妙な言葉だ。「計画や一連の行動を実行すること」を指す一方で、「死刑執行」の意味も持つ。リーダーが「戦略をエクセキュート」すると言えば、通常は前者、アイデアを実行することを意味する。しかし、その努力は後者に終わるケースが多すぎる。戦略は、しばしば実行段階で死に至るのだ。

 では、戦略の実行において、生死を左右するのは何だろうか。それは、何を考えるかではなく、どう考えるかだ。戦略を伝える側の思考モデルは概して、実行を決定する側のそれとは異なる。戦略と実行の溝を埋めるために、リーダーはいくつか他の、より小さな溝を埋めなければならない。

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