Going Digital 社会、市場のデジタル化を日本企業変革のチャンスにする

通信業界:
成功を継続できるか、それとも停滞に転じるか?
人材の価値を高めて、デジタル時代の成長を実現する

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 デジタル志向の消費者が多数を占める環境、M&A案件の増加、新しいタイプの競合他社の台頭、有料TVモデルの崩壊など、昔ながらの通信サービスプロバイダー(CSP:Communications Service Provider)は今、多様かつ強烈なプレッシャーにさらされています。このようなデジタル時代において勝利を収めるために、CSPは地理的な市場拡大、革新的なパートナーシップの構築、まったく新しい商品/サービスの開発をはじめとした、さまざまな成長戦略を模索しています。事実、ここから生まれたアイデアの一部はすでに現実のものとなっています。一般消費者向けにはセルフサービスアプリやスマートホームソリューションが、企業向けにはソーシャルリスニングツールや3D技術が誕生してきました。

 このように、CSPは説得力のあるアイデアを実践し、新たな戦略も導入しています。しかし、人材についてはどうでしょうか?人材の分野でも、こうした新たな戦略やアイデアをうまく取り入れ、発展させることができているでしょうか?

 CSPは、これまでにはなかった大きな岐路に立たされています。一方の道は成長と成功につながっています。この道を選んだCSPは優秀かつ多様性にあふれたワークフォースを統合して、1つの共通目標の下に成長を加速させながら、消費者の期待を上回るサービスを提供します。そしてもう一方の道は停滞と衰退につながっており、この道を進むCSPは新たなワークフォースを統合することも、業務の遂行方法を見直すことも、デジタル時代を主導することもできません。

 では、成功と停滞を左右する要因は一体どこにあるのでしょうか?それは、人材を有効活用できるかどうかです。

 未来のCSPのワークフォースには、次のような4つの特性が求められています。

  • ワークフォース構造とデザイン:新しいワークフォースの構造および組織構造への転換を加速させて、市場でより効果的に競争力を発揮する。
  • 人材の確保:社外に「人材のエコシステム」を構築し、そこから人材を獲得することでギャップを埋めながら、ビジネス・チャンスを生かす。
  • 業務の見直し:デジタル技術を活用して、レガシー業務に携わるワークフォースが未来の働き方へとシフトできるよう支援する。
  • リーダーシップ:独自のリーダーシップと文化を開発/醸成し、デジタル時代で勝利を収める。
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