Going Digital 社会、市場のデジタル化を日本企業変革のチャンスにする

スイッチを切り替える
従業員を再活性化して
デジタルユーティリティの原動力にする

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電気が普及して、街灯にガスが用いられなくなったように、デジタル化による創造的破壊、市場ベースの価格設定、再生可能エネルギーなどの力は、従来の電力・ガス会社のオペレーティングモデルを脅かしています。電力・ガス会社には2つの選択肢があります。終わりが来るまで安穏とこれまでの流れに乗りつづけますか、それとも将来に向けて新たな道を歩み始めますか。

 現在のビジネスモデルが終焉を迎えた時、電力・ガス会社は新しいビジネスモデルとしてどのような事業を描くことができるでしょうか? アクセンチュアは最近台頭してきた3つのビジネスモデルを明らかにしました。これらビジネスモデルは、電力・ガス会社の成長源に焦点をあてたものです。そこでは、電力・ガス会社は自らを、低炭素エネルギーの生産者、最適な供給プラットフォームの設計者、そしてエネルギーソリューションのインテグレーターとして位置づけることになります1。ただし、これらのビジネスモデルを実現するためには、従来とは異なるスキルセットを備えた新たな人材が必要です。ここで、しばしば脅威として語られる従業員の高齢化は、むしろ機会として捉える必要があります。電力・ガス会社にとって、団塊の世代の退職は、新しいビジネスモデルや業務プロセスに必要な組織能力、人材要件を捉えなおす絶好のタイミングと言えるのです。

 新旧のスキルが混在する従業員とともに新たなオペレーティングモデル実現に向けて企業変革を推進するのは困難な課題です。それでも、デジタル技術を活用した業務変革、新たな人材戦略の定義、新たなスキルを備えた人材を対象にしたバリュープロポジションの策定など、今日からでもその課題に取り掛かることができます。

出典

1 “Power Play: Three new models for growth in the utilities industry,” Accenture Strategy, 2015

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