人は休みの日に、
どこまで仕事のことを忘れているか

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休みの日くらいゆっくりしたいという気持ちと、休みの日こそ、じっくり仕事のことを考えたい気持ちが同居するもの。中途半端に休むと休んだ効果は半減する。休みこそ、仕事について考えるも考えないも、自然体で過ごしたい。

 

経営者は休みの日に
仕事のことを忘れているか

 経営者の方との雑談をする機会に、よく「休みの日は、仕事のことを考えないようにしますか」と聞きます。すると多くの方は、少し考えて「やっぱり考えていますね」とお答えになります。少し考えて答えるその背景には、「考えないようにしているけど考えてしまう」、あるいは、「休みの時間に没頭して楽しんでいるともいえるが、仕事のアイデアが浮かぶこともある」というような経験があるようです。

 つまり、どれだけオフを満喫していても、完全に仕事から離れているとも言えない状況のようです。そして、無意識に仕事のことが頭に浮かんだからと言って、決してリラックスできていない、ストレスある状況というわけでもなさそうです。

 以前の私は、オフは完全に仕事のことを忘れることに価値を置いていました。理想は、オフの活動に没頭するあまり、仕事人としての自分の存在さえ忘れるという状態。これはこれで素晴らしい時間です。そして完全に仕事から離れた状態から元に戻る、このギャップの大きさが、リフレッシュさと、新しい発想を生み出す下地になると思っていました。

 しかし、経営者の方々のお話を聞くにつけ、最近は、休みの日に無理やり仕事から離れようとしなくてもいい、と考えるようになりました。「考えないようにする」のがかえってストレスになるなら、自然に任せようという発想です。

 発想を変えても、オフの効果は絶大です。1日や数日という時間単位で、時間に追われず考える時間が、自分を見直す機会となり、仕事の流れを俯瞰する機会になるからです。

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