2009年1月号 特集 大企業の戦略コンセプト 記事詳細
■ 特集 大企業の戦略コンセプト
七五〇の失敗例が教える 七つの「危ない戦略」
優良企業、業界大手と呼ばれる企業でも、思わぬ損失、不採算事業の閉鎖、はては倒産と必ず失敗を犯す。筆者たちは過去二五年間にわたり、決定的な失敗事例七五〇件を調査したところ、実にその半数が、実行ではなく、戦略そのものが失敗の原因であり、それらは回避可能なものであったことを突き止めた。失敗を招く、これら「危ない戦略」は、シナジー幻想、金融工学の濫用、方向転換の拒否、技術の選択ミス、似て非なる隣接事業への参入、安易な合併、ロールアップと、大きく七つのパターンがある。それぞれの失敗の本質を論じる一方、その回避策として、「悪魔の使徒」と呼ばれる戦略の再検討手法について解説する。
ポール・B・キャロル ジャーナリスト
チュンカ・ムイ ダイヤモンド・マネジメント・アンド・テクノロジー・コンサルタンツ フェロー
PDF記事:15ページ[約2,558KB]
¥864(税込)PDFをカートに入れる
定期購読者:無料(※)ログインする
