土曜日の朝、
ライフネット生命の4人が「描く」に挑戦!

DHBR新連載「リーダーは『描く』」の取材現場レポート

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DIAMONDハーバード・ビジネス・レビューの連載「リーダーは『描く』」。2016年のトップを飾るのは、ライフネット生命社長の岩瀬大輔さんです。岩瀬さんとともに絵に挑んだのは、同僚の3人の女性たちでした。4人は、どんな「描く」を体験したのでしょうか。その過程を追いました(構成・新田匡央、写真・鈴木愛子)。

 

岩瀬社長が3人の女性を参加させた意図とは

前回のサイボウズでは、自ら手を挙げた社員がワークショップに参加しました。今回のライフネット生命はそれとは異なり、岩瀬さんが指名されたといいます。

「とくに絵のヘタな3人を連れてきました」

 岩瀬さんはそんな冗談で場を盛り上げますが、実際はもちろん違うようです。2016年1月、ライフネット生命は組織改定を行うことが決まっていました(ワークショップ開催は2015年12月5日)。それに合わせ、新たに4人の女性を部長に昇格させることも決定していました。岩瀬社長は4人にさまざまな経験をしてもらいたいとワークショップのことをお話し、日程の都合がついたおふたりが参加されることになりました。参加されたのは、片田薫さん、村岡道代さん。そこには、リーダーシップの育成という隠れた目的もあったようです。

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左から、村岡道代さん、片田薫さん、岩瀬大輔さん、中田華寿子さん

 もう1人は、常務取締役の中田華寿子さんです。中田さんはスターバックスコーヒージャパンの広報室長、執行役員として、スターバックスブランドを日本市場に認知させた凄腕マーケターです。ライフネット生命には2008年にマーケティング部長として入社し、2011年から役員として経営に参画されています。これは想像にすぎませんが、岩瀬さん、中田さんという経営陣と新部長を普段の業務とは違ったイベントに参加させることで、リーダーシップに関わる何かをつかみとってほしいという願いもあったのではないでしょうか。

 ワークショップは昨年の12月5日土曜日、ホワイトシップのギャラリーで行われました。ギャラリーは、中学校の教室と同じぐらいの広さでしょうか。中央にテーブルと4脚の椅子が置かれ、周囲の壁には間接照明の柔らかな光が当たっています。そこにはモノトーンの作品がいくつも飾られていて、シンプルでありながらも洗練された空気が漂っています。三々五々集まってきた参加者がそこに通されると、照明がぐっと明るくなりました。いよいよ、ライフネット生命の「描く」がスタートします。

 このワークショップは、もともと「絵はもっと自由に描いていい」ということを伝えるために子ども向けに考案されたプログラムで、それを大人向けにアレンジしたものです。現在では「Vision Forest」という組織変革アプローチのプログラムのひとつとして、アート教育の企画・運営やアーティストのマネジメントを行う株式会社ホワイトシップと、ビジネスコンサルティングサービスの株式会社シグマクシスが共同で企業向けに提供しています。本誌の連載「リーダーは『描く』」では、両社の全面協力のもと実際にワークショップを実施していただき、その様子を記事化しています。

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