ハーバード・ビジネス・レビュー読者が選ぶ
ベスト経営書2015の結果発表

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如実に表れたグーグルへの関心の高さ

 2位の『How Google Works』は、グーグル会長が 戦略、企業文化、人材、意思決定、イノベーション、破壊的な変化への対応などの主要トピックについて同社の歴史とともに語った本です。専門分野の知識を知性やビジネス感覚、クリエイティブな資質と組み合わせられる「スマート・クリエイティブ」と呼ばれる人材をいかに惹きつけるかが、企業の成功を握ると言います。彼らが力を発揮できる環境をどのようにつくろうとしているのかが明かされています。

 読者からも「世界有数の人気企業がどのように構築されたのか、その神髄がわかる1冊。働き方のハウツー本ではなく、世界有数の優良企業と日本企業にどのようなズレが生じているかがわかる内容」(30代男性)、「グーグル流の新たな組織経営や働き方が参考になった」(60代女性)、「人気サービスでも閉鎖するその思考プロセスが一目瞭然の1冊」(30代男性)と、グーグルへの関心の高さが伺えます。

 3位の『ワーク・ルールズ!』は、同じくグーグルの人事担当上級副社長であるボック氏が、15年間で何を学び、自社の社員についてどう考えているかを語り尽くした1冊です。本書で触れる範囲は実に広範囲で、企業文化、人材採用から、人事評価や報酬の決め方まで人事政策に関して、ほぼ網羅しています。グーグルの制度の基礎にあるのは、人に自由を与えればよい仕事をするという信念。その思想はシンプルで美しく、人事について新たな視座を与えてくれます。

 読者も「自分より優秀な人を採用する、という一言に尽きる本だが、そのためにどのように人を集めるかや労力を惜しまない姿勢が参考となる」(30代男性)、「過去に日本企業が実施してきた人事の常識、ルールを覆す内容だが、説得力と実践力が伴っており感服」(50代男性)と、同社の成功のカギが人事組織にあるのではないかと考えたようです。

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