組織変革のセミナーで
絵を「描かされて」わかったこと

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シグマクシスが主催する「アートを活用した組織変革」のセミナーに参加。いわゆる絵画の技法を学ぶセミナーではなく、自分の思いを表現するためのセミナーだ。言葉で思考を整理する習慣を変えてみることで、わかったコミュニケーションの本質とはなにか。

 

論理性の限界から生まれた
プログラム

 先日、シグマクシスの主催する経営者・経営幹部向けのセミナーに参加してきました。このセミナーの元となる「Vision Forest」というプログラムは、アートの力で組織の創造する力を覚醒できるという考えを提唱しています。プログラム責任者の斎藤立さんは、大手コンサルティングファーム出身ながら、論理的思考だけでの事業や組織の問題を解決できるのかと自問するなかから、このようなプログラムの開発に行きついたそうです。

 このセミナーの最大の特徴は「絵を描くこと」です。恥ずかしながら、私自身、まったく絵心がありません。ウサギの絵を描いても子供から「ネコ」と言われる始末です。デザインをデザイナーに依頼する際に器用にラフスケッチを描いて説明する編集者もいますが、私にそういうワザはなく、ひたすら言葉で説明します。

 そんな自分が絵で何を表現できるのか。セミナーに参加した動機はこの点も大きかったです。

 講師はホワイトシップの長谷部貴美さんと谷澤邦彦さん。長谷部さんと芸術家である谷澤さんは、アートの可能性を広く社会に訴えようと、アートとコミュニケーションをつなげる活動をされています。セミナーの最初には、プロの書いた絵を鑑賞して、何を感じたかを言い合います。最初は絵を見えていてもさっぱり何も浮かばないものが、アドバイスに従って絵を眺めることで、自分なりのイメージが浮かんできます。実はこの絵は谷澤さんが描かれたものだったのですが、同じ抽象画を見ても見る人によってさまざまな感想が出るのに驚きます。

 そして、本番の絵画の時間です。渡されたのは10色のパステル。テーマは「働くこと」。描く時間は「最低40分はかけること」というのが、ルールです。

 40分も描き続けることができるだろうか。最初の不安はそれでした。

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