仕事で疲れる人、
ハードワークでも疲れない人

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多くの経営者を見ていて感じるのはそのエネルギー総量の高さ。彼らはハードワークを強いられているのに、なぜ疲れを感じないのか。最新号のハードワーク特集から考えた「疲れ」の構造。

 

経営者はハードワークをしてもなぜ疲れないのか

 取材でお会いする人には、エネルギーの総量が高いと感じられる人が多々いらっしゃいます。医師やデザイナー、ブロガーや科学者など職種もまちまちです。その代表が経営者です。エネルギッシュでないと務まらない役職だからなのか、あるいはエネルギッシュな人が自然と任される役職だからなのか。

 なかには年々、若々しくなられる経営者も珍しくありません。仕事量は決して減ったと思えず、むしろ毎年増えていっているにも関わらずです。仕事で疲れを感じる人とあまり感じない人の違いは何でしょうか。

 答えは簡単に見つかりそうにありませんが、仕事に追われるか、仕事を追うかの違いが大きいように思います。休み明けなどたまったメールの返事に1時間近くかかることがあります。これが典型的な仕事に追われる状況でしょう。相手からの連絡が先にあり、それに対応するリアクティブ(re-active)な働き方です。リアクティブな状況では主導権は自分にはありません。仕事のペースは他者が握っており、それに対応しようと必死に働く。

 これに対して、自分から新しい仕事をしかける場合は、追う仕事になります。リアクティブの反対のプロアクティブ(pro-active)。相手からメールを受ける前に、こちらから連絡する。翌週の会議の議題を早めに提案するなど、先に自分が動くことで仕事のペースは自分のものとなります。主導権を握るというと、相手をコントロール下に入れるような操作的な印象を抱くかもしれませんが、もっとポジティブな意味での仕事の先陣を自分が切るイメージです。

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