2010年10月号 特集 マーケティングこそすべて 記事詳細

■ 特集 マーケティングこそすべて

神経科学の知が「顧客理解力」を進化させる ニューロ・マーケティングの可能性

入念なマーケティング調査にもかかわらず、新製品の9割以上が失敗に終わるといわれる。「いったい何のための調査なのか」と嘆くのも無理からぬ話である。その最大の原因は「顧客は無意識にうそをつく」ことにある。しかし、脳はうそをつかない。言い換えれば、脳は言語には表れない情報を持っている。これを利用することで、顧客をこれまで以上に正しく理解し、製品開発やプロモーション、価格戦略などの成功率を向上させようというのが「ニューロ・マーケティング」の目的である。くわえて、顧客の真の姿を探求することによって、これまで気づかなかった視点が得られることだろう。神経科学はまだ発展途上にあるとはいえ、脳研究者たちはビジネス領域にも関心を向け始めており、実際ニューロ・マーケティングに取り組んでいる企業も登場している。本稿では、ニューロ・マーケティングの代表的な実験を紹介しながら、現状と今後の課題、そして必要性について解説する。


関根 崇泰   慶應-NUS CUTEセンター 研究員

茂木 健一郎   ソニーコンピュータサイエンス研究所 シニアリサーチャー慶應義塾大学大学院 システムデザインマネジメント研究科 特別研究教授

佐々木 厚   電通総研 消費者研究センター 消費者インサイト研究部 部長

田中 理絵   電通総研 消費者研究センター 消費者インサイト研究部 チーフ・リサーチャー

PDF記事:14ページ[約1,434KB]
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