東洋経済オンラインさん、
目指すビジョンは何ですか?

佐々木紀彦編集長インタビュー 後編

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東洋経済オンラインはリニューアル後PVを飛躍的に伸ばしたことで注目を集めた。「新世代リーダーのためのビジネスサイト」を目指す理由は何なのか。東洋経済というブランドをどのように考えているのか。佐々木紀彦編集長のインタビュー後編。

 

――ITメディアの人ではなく、紙メディア出身の佐々木さんが、サイトのリニューアルや動画への取り組みをするのが面白いところですね。従来の紙メディアは今後どのようになっていくと思いますか。また、紙とネットで社内の食い合いは起こらないのでしょうか。

 まず、社内での食い合いはあまりないです。ターゲットを分けていますので。ネットに紙に載せた記事を転載することはほとんどありません。週刊東洋経済の特集の一部をプロモーション的に載せるのと、ニュース記事の一部を載せる程度です。現時点で、ネットの記事のうち、約9割はネットオリジナルの記事になっています。ですので、紙の内容をネットに出したから、売り上げが下がったということは、東洋経済の場合はありません。

――週刊ダイヤモンドや週刊東洋経済があり、それに代わるだけの収益をダイヤモンドオンラインや東洋経済オンラインだけで生み出すことは難しいと思います。その点はどのようにお考えですか。

 確かに売上高は紙の時代と同じようにはなりません。ただし、ネットはうまく運営すれば利益率が高くなるので、利益を紙の水準まであげることは、ビジネスの商才がある人がやれば、可能だと思います。

――東洋経済の名前を使いつつも、週刊東洋経済とオンラインとで全く異なる読者層を狙っています。いい実験が出来ていますね。

 そうですね。反面、ターゲットを変えることで、シナジーが薄くなったり、一緒にパッケージで売ることが難しくなる面もあります。広告戦略も別になってしまうというデメリットもあります。それでも私は分けて成長させた方が良いと考えました。功罪相半ばではないでしょうか。

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