無知をさらけ出すリーダーが信頼される

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自分の権威や影響力を維持するために、マネジャーは知識の欠如を恐れて隠すことがある。しかし優れたマネジャーには、自分の無知や過ちを認め、助けを請う姿勢が必要とされる。


 思い出してみてほしい。自分の部下に、次のような言葉を最後に言ったのはいつだろうか?

「知らない」
「私が間違っていた」
「申し訳ない」
「助けてもらえないかな」
「あなたはどう思う?」
「あなたならどうする?」
「よくわからないので、説明してほしい」

 上司であろうとなかろうと、自分の間違いや無知を認めるのは抵抗があるものだ。しかし、自分の間違いや知識の欠如を率直に認めることができない人は、2つの理由から優れたマネジャーにはなれない。

 まず、それは学習の妨げとなる。初級管理職の場合は、最近まで部下と同じ現場にいて優秀な結果を出していたのであろうから、部下よりも豊富な知識を持っているかもしれない。しかし地位が上がるにつれ、部下全員の職務を専門家レベルで把握するのは難しくなっていく。遅かれ早かれ――ほとんどの場合は早々に――部下が自分よりも知識が豊富であることを思い知らされ、自分よりも専門家である彼らをうまく管理する方法を学ぶ必要が生じる。

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