2013年9月号 特集 集合知を活かす技術 記事詳細

■ 特集 集合知を活かす技術

コミュニティ・マネジメントの教訓 TEDはクラウド暴走の危機をどう乗り越えたか

 TEDは1984年に創設され、当初は年に1回、数百人が参加する会議をカリフォルニアで開催するだけの団体にすぎなかった。しかしいまやTEDは、4500万ドルの収益を上げる世界的な現象となっている。その名を冠したイベントは年間およそ5000回も行われ、ネット上には講演が無料で公開されている。短期間でここまで社会現象となったのは、ライセンスを無料で開放するなどし、世界各地で分散型のコミュニティをつくったことも一因だ。これにより、TEDはブランドの拡散効果と新たなコンテンツまで獲得できた。
 しかし、TEDも初めからクラウド(ネット上の不特定多数の群衆)をうまく巻き込み、自分たちの活動に活かしたわけではない。ライセンス先の講演では、とんでもないでたらめの内容があったり、本来の趣旨にそぐわないエセ科学がテーマとされたりした。こうした講演に対する批判がネット上で議論され、それをきっかけにTEDはクラウドと向き合い、共通の目的の下に成長する方法を模索していった。本稿ではTEDを事例に、クラウドをどうマネジメントし、活かしていくか論じる。


ニロファー・マーチャント   ルビコン 創業者

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