クレイトン・クリステンセン

経営思想家トップ50:第1位

「最も影響力のある経営思想家」トップ50人を隔年で選出する、Thinkers50という取り組みがある。デス・ディアラブとスチュアート・クレイナー率いるアドバイザーチームと一般投票によって選出されるこのランキングは、「経営思想界のアカデミー賞」とも言われる権威と影響力を持つ。選出の基準は次の10項目だ。アイデアの独創性、アイデアの実現性、執筆活動、支持者の忠実度、ビジネスセンス、国際的視野、研究の厳密性、アイデアのインパクト、指導者的要素。次回ランキングの発表は2013年11月。


第1位:クレイトン・クリステンセン(Clayton Christensen)

 ハーバード・ビジネススクール(キム・B・クラーク記念講座)教授。イノベーションと成長に関する世界最高峰の研究者として広く知られる。

 数多くのベストセラーがある。グローバル・ビジネス・ブック賞の最優秀賞を受賞したThe Innovator's Dilemma(1997年。邦訳『イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき』翔泳社)は不朽の名著。ほかにはThe Innovator's Solution(2003年。邦訳『イノベーションへの解―利益ある成長に向けて』翔泳社)、Seeing What's Next(2004年。邦訳『明日は誰のものか―イノベーションの最終解』ランダムハウス講談社)、学校教育の問題点と根本原因を探り、解決案を提示したDisrupting Class(2008年。邦訳『教育×破壊的イノベーション―教育現場を抜本的に変革する』翔泳社)、米国のヘルスケア制度の改革案を述べたThe Innovator's Prescription(2009年。「イノベーターの処方箋」)、The Innovators' DNA(2011年。邦訳『イノベーションのDNA―破壊的イノベータの5つのスキル』翔泳社)、The Innovative University(2011年。「高等教育のイノベーション」)などがある。

 クリステンセンとその著作群は数々の賞に輝き、ハーバード・ビジネス・レビューに発表した論文のうち5本がマッキンゼー賞を受賞している。

 2000年にコンサルティング会社イノサイトを設立し、みずからの理論を活用して企業が新たな成長ビジネスを生み出す支援をしている。また、非営利のシンクタンクであるイノサイト研究所を設立し、イノベーション理論を適用して医療や教育などの社会問題を解決することをミッションとしている。


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Thinkers50の公式ウェブサイトはこちら


■クレイトン・クリステンセンの論文邦訳バックナンバー
2001年3月号 医療ビジネスのジレンマ
2002年2月号 シフトする収益源を先読みする
2004年5月号 よい経営理論、悪い経営理論
2004年6月号 2004年:パワー・コンセプト20選
2006年6月号 セグメンテーションという悪弊
2007年3月号 アグリーメント・マトリックス
2008年1月号 破壊的イノベーションで社会変革を実現する
2008年9月号 財務分析がイノベーションを殺す
2009年4月号 ビジネスモデル・イノベーションの原則
2009年4月号 【新訳】イノベーションのジレンマ
2010年4月号 イノベーターのDNA
2011年3月号 プロフェッショナル人生論
2011年11月号 真実のM&A戦略
2013年6月号 破壊的イノベーションの時代を生き抜く
2013年6月号 【名著論文再掲】イノベーションのジレンマ
 

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