ドン・タプスコット

経営思想家トップ50:第9位

「最も影響力のある経営思想家」トップ50人を隔年で選出する、Thinkers50という取り組みがある。デス・ディアラブとスチュアート・クレイナー率いるアドバイザーチームと一般投票によって選出されるこのランキングは、「経営思想界のアカデミー賞」とも言われる権威と影響力を持つ。選出の基準は次の10項目だ。アイデアの独創性、アイデアの実現性、執筆活動、支持者の忠実度、ビジネスセンス、国際的視野、研究の厳密性、アイデアのインパクト、指導者的要素。次回ランキングの発表は2013年11月。


第9位:ドン・タプスコット(Don Tapscott)

 カナダのトロント大学ロットマン・スクール・オブ・マネジメント非常勤教授。イノベーション、メディア、グローバリゼーションに関する世界的な権威で、テクノロジーが企業と社会にもたらす経済的・社会的な影響を世に問う第一人者でもある。

 単著・共著を含め14冊の著書がある。1992年にParadigm Shift(邦訳『情報技術革命とリエンジニアリング』野村総合研究所情報リソース部)を発表し、ベストセラーとなった。1995年に発表したThe Digital Economy(邦訳『デジタル・エコノミー―ネットワーク化された新しい経済の幕開け』野村総合研究所情報リソース部)では、インターネットによる大変革の本質を考察し、1997年のGrowing Up Digital(邦訳『デジタルチルドレン』ソフトバンク出版事業部)ではネット世代や「デジタル・デバイド」の定義を示した。2000年の著書Digital Capital(邦訳『bウェブ革命―ネットで「勝つ」5つの戦略』インプレスコミニュケーションズ)では、「ビジネス・ウェブ」という概念を提唱した。またWikinomics: How Mass Collaboration Changes Everything(邦訳『ウィキノミクス―マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ』日経BP社)は、2007年にアメリカで最も売れた経営書となった。

 最新作はMacrowikinomics: Rebooting Business and the World(2010年。「マクロウィキノミクス:ビジネスと世界を再起動する)。エコノミスト誌は同書を「シュンペーターの言う創造的破壊とはこのことだ」と称賛し、ハフィントン・ポストは「この壊れた世界を修復する計画書」と評した。

 サイバー・グールーとは別の顔として、トロントを中心に活動するバンド「メン・イン・スーツ」ではキーボードを担当する。


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