ロバート・キャプラン
デイビッド・ノートン

経営思想家トップ50:第14位

「最も影響力のある経営思想家」トップ50人を隔年で選出する、Thinkers50という取り組みがある。デス・ディアラブとスチュアート・クレイナー率いるアドバイザーチームと一般投票によって選出されるこのランキングは、「経営思想界のアカデミー賞」とも言われる権威と影響力を持つ。選出の基準は次の10項目だ。アイデアの独創性、アイデアの実現性、執筆活動、支持者の忠実度、ビジネスセンス、国際的視野、研究の厳密性、アイデアのインパクト、指導者的要素。次回ランキングの発表は2013年11月。


第14位:ロバート・キャプラン(Robert Kaplan)
    デイビッド・ノートン(David Norton)

 企業の現在の活動を、長期的な目標に結びつける戦略的な経営管理手法、「バランス・スコアカード」の生みの親。世界中で幅広く利用され、最も有効とされる経営手法のひとつである。

 キャプランはハーバード・ビジネススクール(ベイカー財団記念講座)教授。ノートンは米国を本拠地とする戦略コンサルティング会社パラディアム・グループの創設者、ディレクター。

 2人は1992年、ハーバード・ビジネス・レビューに論文"The Balanced Scorecard: Measures that Drive Performance"(邦訳再掲「新しい経営モデル:バランス・スコアカード」本誌2003年8月号)を発表し、そのコンセプトが初めて経営者に知られることとなった。以降、バランス・スコアカードに関する多くの共著を書いている。2人の最新刊はThe Execution Premium: Linking Strategy to Operations for Competitive Advantage(2008年。邦訳『バランスト・スコアカードによる戦略実行のプレミアム―競争優位のための戦略と業務活動とのリンケージ』東洋経済新報社)。

 キャプランはバランス・スコアカードの他にも、活動基準原価計算(ABC)というシステムの共同開発に携わった。現在、ハーバードの同僚マイケル・ポーターとともに、この方法論を医療業界に適用する取り組みを進めている。詳細はハーバード・ビジネス・レビュー2011年9月号掲載論文、“How to Solve the Cost Crisis in Health Care”(未訳。「医療におけるコスト問題を解決する方法」)を参照のこと。


HBR.ORGの原文・関連リソースはこちら
Thinkers50の公式ウェブサイトはこちら


■ロバート・キャプラン、デイビッド・ノートンの論文邦訳バックナンバー
2001年2月号 バランスト・スコアカードの実践ツール:ストラテジー・マップ
2003年6月号 ストック・オプションはやはりコストである
2003年8月号 新しい経営モデル:バランス・スコアカード
2003年8月号 バランス・スコアカードの導入インパクト
2003年8月号 BSCリーダーシップ
2003年8月号 BSCと戦略ツールの統合
2003年8月号 戦略マップの実践ガイド
2004年5月号 バランス・スコアカードによる無形資産の価値評価
2004年7月号 公正価値でストック・オプションを評価する
2005年6月号 時間主導型ABCマネジメント
2006年3月号 戦略管理オフィスの活用法
2006年7月号 「戦略テーマ」:BSCの新ツール
2007年3月号 自問と自省のすすめ
2008年4月号 戦略と業務の統合システム
2008年10月号 キャリアの哲学
2009年5月号 不況期の論点
2010年11月号 戦略的提携を実現するバランス・スコアカード
2013年2月号 リスク管理のフレームワーク
 

無料プレゼント中! ポーター/ドラッカー/クリステンセン 厳選論文PDF
Special Topics PR
経営思想家トップ50」の最新記事 » Backnumber
今月のDIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー
最新号のご案内
定期購読
論文オンラインサービス
  • facebook
  • Twitter
  • RSS
DHBR Access Ranking