ゲイリー・ハメル

経営思想家トップ50:第15位

「最も影響力のある経営思想家」トップ50人を隔年で選出する、Thinkers50という取り組みがある。デス・ディアラブとスチュアート・クレイナー率いるアドバイザーチームと一般投票によって選出されるこのランキングは、「経営思想界のアカデミー賞」とも言われる権威と影響力を持つ。選出の基準は次の10項目だ。アイデアの独創性、アイデアの実現性、執筆活動、支持者の忠実度、ビジネスセンス、国際的視野、研究の厳密性、アイデアのインパクト、指導者的要素。次回ランキングの発表は2013年11月。


第15位:ゲイリー・ハメル(Gary Hamel)

 ロンドン・ビジネススクール客員教授。シカゴを本拠地とする国際的なコンサルティング会社ストラテゴスの創設者。強固な信念を持ち辛辣な提言も辞さない戦略の専門家ハメルは、数多くの革新的な経営概念を生み出してきた。

 ハーバード・ビジネス・レビューには15本の論文を寄稿し、単著・共著は多数。故C・K・プラハラッドとの共著Competing for the Future(1996年。邦訳『コア・コンピタンス経営―未来への競争戦略』日本経済新聞社)が最も有名である。同書で「コア・コンピタンス」と「ストラテジック・インテント」(戦略的意図)の概念が示された(初出はハーバード・ビジネス・レビューの論文)。そのほかにも、プラハラッドとの共著Strategic Flexibility: Managing in a Turbulent Environment(1999年。「戦略的柔軟性:激変する環境下でのマネジメント」)、Leading the Revolution(2000年。邦訳『リーディング・ザ・レボリューション』日本経済新聞社)、ビル・グリーンとの共著The Future of Management(2007年。邦訳『経営の未来』日本経済新聞出版社)がある。最新刊はWhat Matters Now: How to Win in a World of Relentless Change(2012年。邦訳『経営は何をすべきか―生き残るための5つの課題』ダイヤモンド社)。

 ハメルは最近、ロンドン・ビジネススクールのジュリアン・バーキンショーとともに、マネジメント・ラボ(MLab)を設立した。このラボはシリコンバレーを本拠地とする非営利の研究機関であり、「先進的な企業と世界的に著名な経営学者が協力して、“将来のベスト・プラクティス”を今日生み出す場の提供を目的としている。マネジメントの知識・慣行の進化を、飛躍的に加速させるのが目標である」という。


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Thinkers50の公式ウェブサイトはこちら


■ゲイリー・ハメルの論文邦訳バックナンバー
2004年5月号 「再起力」の時代
2004年9月号 イノベーションなくして成長はない
2005年2月号 ライバルとのコラボレーション戦略
2006年6月号 いまこそマネジメント・イノベーションを
2007年2月号 コア・コンピタンス経営
2008年4月号 ストラテジック・インテント
2009年4月号 マネジメント2.0
2012年4月号 マネジャーをつくらない会社
2013年3月号 【インタビュー】いま、経営は何をすべきか

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