リチャード・ダベニー

経営思想家トップ50:第21位

「最も影響力のある経営思想家」トップ50人を隔年で選出する、Thinkers50という取り組みがある。デス・ディアラブとスチュアート・クレイナー率いるアドバイザーチームと一般投票によって選出されるこのランキングは、「経営思想界のアカデミー賞」とも言われる権威と影響力を持つ。選出の基準は次の10項目だ。アイデアの独創性、アイデアの実現性、執筆活動、支持者の忠実度、ビジネスセンス、国際的視野、研究の厳密性、アイデアのインパクト、指導者的要素。次回ランキングの発表は2013年11月。


第21位:リチャード・ダベニー(Richard D’Aveni)

 ダートマス大学タック・スクール・オブ・ビジネス教授。戦略論を担当。競争戦略の専門家で、経営学の分野で傑出した研究に対して与えられるA・T・カーニー賞を米国経営学会から授与された。1990年代前半に「ハイパーコンペティション」(過当競争)という用語を生み出し有名になった。

 1994年に発表したHyper-competitionは、フォーチュン誌に「孫子の兵法の現代版」と称された。同書でダベニーは、持続的競争優位を得ることがもはや不可能となった世界を正確に見通している。さらにHyper-competitive Rivalries(1995。「過当競争市場における競合関係」)でこのコンセプトを発展させ、続くStrategic Supremacy(2001年。「戦略的優位性」)では、過当競争が起きている世界で企業が優位に立つ方法を提示した。

Beating the Commodity Trap: How Smart Companies Out-maneuver their Rivals to Win the Price War(2010年。邦訳『脱「コモディティ化」の競争戦略』中央経済社)では、企業がコモディティ化を競争優位に転換する方法を考察した。2012年刊行のStrategic Capitalism(「戦略的資本主義」)では国家間の競争を取り上げ、中国とアメリカは異なる資本主義のもとに競争していると主張している。


HBR.ORGの原文・関連リソースはこちら
Thinkers50の公式ウェブサイトはこちら


■リチャード・ダベニーの論文邦訳バックナンバー
2003年3月号 新興勢力を駆逐する5つの戦略
2008年7月号 過当競争市場のポジショニング戦略
 

無料プレゼント中! ポーター/ドラッカー/クリステンセン 厳選論文PDF
Special Topics PR
経営思想家トップ50」の最新記事 » Backnumber
今月のDIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー
最新号のご案内
定期購読
論文オンラインサービス
  • facebook
  • Twitter
  • RSS
DHBR Access Ranking