パンカジュ・ゲマワット

経営思想家トップ50:第27位

「最も影響力のある経営思想家」トップ50人を隔年で選出する、Thinkers50という取り組みがある。デス・ディアラブとスチュアート・クレイナー率いるアドバイザーチームと一般投票によって選出されるこのランキングは、「経営思想界のアカデミー賞」とも言われる権威と影響力を持つ。選出の基準は次の10項目だ。アイデアの独創性、アイデアの実現性、執筆活動、支持者の忠実度、ビジネスセンス、国際的視野、研究の厳密性、アイデアのインパクト、指導者的要素。次回ランキングの発表は2013年11月。


第27位:パンカジュ・ゲマワット(Pankaj Ghemawat)

 スペインのIESEビジネススクール(アンセルモ・ルビラルタ記念講座グローバル戦略担当)教授。前職はハーバード・ビジネススクールで、開校以来最年少で教授となった。

 グローバリゼーションについての研究で知られる。著書にはGames Businesses Play: Cases and Models(1997年。「企業が参加するゲーム:事例とモデル」)、Creating Value Through International Strategy(2005年。「国際戦略による価値創造」)、Redefining Global Strategy; Crossing Borders in a World Where Differences Still Matter(2007年。邦訳『コークの味は国ごとに違うべきか』文藝春秋)、Strategy and the Business Landscape(2009年。「競争戦略とビジネス・ランドスケープ」)などがある。

World 3.0: Global Prosperity And How to Achieve It(2011年。「ワールド3.0:世界の繁栄を目指して」)では、グローバル化についてこれまで挙げられてきた仮説を検証している。トーマス・フリードマンの2006年の著書The World is Flat(邦訳『フラット化する世界』日本経済新聞出版社)で前提とされている、「単一のグローバル経済」という考え方にゲマワットは異議を唱える。さまざまな経済の指標と尺度をふまえると、世界は我々が考えている以上に分断されているという。地域による違いを認識することは重要であり、地域ごとの差異や格差が競争優位 の源泉となる可能性がある、と彼は主張する。


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■パンカジュ・ゲマワットの論文邦訳バックナンバー
2001年2月号 グローバル・メガマージャーの誤謬
2002年1月号 海外市場のポートフォリオ分析
2004年5月号 アービトラージ戦略:比較優位の再発見
2006年3月号 グローバル競争とリージョナル戦略
2007年6月号 トリプルAのグローバル戦略
2009年5月号 グローバル市場 明日の覇者
2009年11月号 グローバリゼーションの黙示録
2011年5月号 新興国市場に適応する条件
2012年5月号 ワールド3.0の時代
 

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