トーマス・L・フリードマン

経営思想家トップ50:第32位

「最も影響力のある経営思想家」トップ50人を隔年で選出する、Thinkers50という取り組みがある。デス・ディアラブとスチュアート・クレイナー率いるアドバイザーチームと一般投票によって選出されるこのランキングは、「経営思想界のアカデミー賞」とも言われる権威と影響力を持つ。選出の基準は次の10項目だ。アイデアの独創性、アイデアの実現性、執筆活動、支持者の忠実度、ビジネスセンス、国際的視野、研究の厳密性、アイデアのインパクト、指導者的要素。次回ランキングの発表は2013年11月。


第32位:トーマス・L・フリードマン(Thomas L. Friedman)

 ピューリッツァー賞を3度受賞。グローバリゼーションについての著作で知られ、ニューヨークタイムズ紙の論説コラムニストとしても有名。

 フリードマンはグローバリゼーションを、冷戦にとって代わり世界を体系化する国際的なシステムとして捉える。The Lexus and the Olive Tree(1999年。邦訳『レクサスとオリーブの木―グローバリゼーションの正体』草思社)では、グローバル化の事例を通して、繁栄・発展の追求と文化的価値の保護との関係を考察する。

 続くThe World is Flat(2006年。邦訳『フラット化する世界』日本経済新聞出版社)では、経済面・政治面の障壁が低くなりグローバル化した世界の現状について著した。インドと中国を訪問した後に執筆された同書では、グローバリゼーションの様相が余すことなく描かれている。

 またHot, Flat, and Crowded(2008年。邦訳『グリーン革命』日本経済新聞出版社)では気候変動とエネルギー競争を背景に、「ジオ・グリーニズム」(地政学的グリーン主義)政策について論じた。最新刊はマイケル・マンデルバウムとの共著That Used to Be Us(2011年。邦訳『かつての超大国アメリカ―どこで間違えたのか どうすれば復活できるのか』日本経済新聞出版社)で、アメリカの現状を分析し、繁栄を続けるために解決すべき課題を提示する。


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