ビニート・ナイア

経営思想家トップ50:第40位

「最も影響力のある経営思想家」トップ50人を隔年で選出する、Thinkers50という取り組みがある。デス・ディアラブとスチュアート・クレイナー率いるアドバイザーチームと一般投票によって選出されるこのランキングは、「経営思想界のアカデミー賞」とも言われる権威と影響力を持つ。選出の基準は次の10項目だ。アイデアの独創性、アイデアの実現性、執筆活動、支持者の忠実度、ビジネスセンス、国際的視野、研究の厳密性、アイデアのインパクト、指導者的要素。次回ランキングの発表は2013年11月。


第40位:ビニート・ナイア(Vineet Nayar)

 インドを本拠とするグローバルITサービス企業、HCLテクノロジーズ副会長兼CEO。

「従業員第一、顧客第二」主義という一般的ではない経営思想を提唱し、脚光を浴びる。従業員に経営をオープンにすることによってHCLは大きく飛躍した。その過程や経営手法は著書Employees First, Customers Second(2010年。邦訳『社員を大切にする会社―5万人と歩んだ企業変革のストーリー』英治出版)で詳しく述べられている。

 型破りな彼の経営手法を象徴するものに、従業員を集めて行う経営方針説明会でのダンスがある。檀上で踊り、フロアでも参加者と一緒に踊ることで、従業員とCEOとの間にある壁を壊すという。

 ナイアはインドの大学でエンジニアリングを専攻し、その後MBAを取得した。1985年HCLに入社、2005年にHCLテクノロジーズ代表取締役に就任。2007年に同社CEO、2010年に副会長を兼任。

 同社は「ベスト・エンプロイヤー調査」のインド第1位に選ばれ、アジアの「ベスト・エンプロイヤー」上位25社に選出された。またビジネスウィーク誌による「注目すべき新興企業」の上位5社にも挙げられている。


HBR.ORGの原文・関連リソースはこちら
Thinkers50の公式ウェブサイトはこちら


■ビニート・ナイアの論文邦訳バックナンバー
2009年2月号 未来のリーダーシップ
2011年2月号 従業員第一主義の経営
 

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