フォンス・トロンペナールス

経営思想家トップ50:第42位

「最も影響力のある経営思想家」トップ50人を隔年で選出する、Thinkers50という取り組みがある。デス・ディアラブとスチュアート・クレイナー率いるアドバイザーチームと一般投票によって選出されるこのランキングは、「経営思想界のアカデミー賞」とも言われる権威と影響力を持つ。選出の基準は次の10項目だ。アイデアの独創性、アイデアの実現性、執筆活動、支持者の忠実度、ビジネスセンス、国際的視野、研究の厳密性、アイデアのインパクト、指導者的要素。次回ランキングの発表は2013年11月。


第42位:フォンス・トロンペナールス(Fons Trompenaars)

 異文化コミュニケーションと国際経営の分野における世界的第一人者。長年の共同研究者であるチャールズ・ハムデン-ターナーとともに、7つの尺度に基づいて国の文化を比較するモデルを開発した。①普遍主義か個別主義か、②個人主義か集団主義か、③中立的か感情的か、④限定的か拡散的か、⑤業績主義か帰属主義か、⑥逐次的か共時的か、⑦自分内部の管理か外部の環境管理か。

 60を超える文化圏の10万人以上に及ぶマネジャーを対象に詳細な調査を行い、各国民の日常生活および企業文化における交流パターンを明らかにした。

 著書Riding the Waves of Culture, Understanding Cultural Diversity in Business(1994年。邦訳『異文化の波―グローバル社会:多様性の理解』白桃書房)は高く評価された。同じくチャールズ・ハムデン-ターナーとの共著にはSeven Cultures of Capitalism; Building Cross-Cultural Competence(邦訳『七つの資本主義―現代企業の比較経営論』日本経済新聞社)、21 Leaders for the 21st Century(「21世紀の21人のリーダーたち」)がある。

 また2009年には同じくハムデン-ターナーとの共著、Innovating in a Global Crisis: Riding the Whirlwind of Recession(「世界的危機におけるイノベーション:不況の荒波を乗り越える」)を刊行し、創造性とイノベーションについて異なる見方を提示した。同書では、成長を維持するためにイノベーションが最重要であることが述べられている。


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