2011年7月号 特集 失敗に学ぶ人 失敗で挫折する人 記事詳細

■ 特集 失敗に学ぶ人 失敗で挫折する人

なぜ、ビジネスの論理と倫理を切り離してしまうのか 「意図せぬ悪事」の科学

多くの企業が倫理的な組織を築こうと、倫理基準、倫理教育、社内監査などの導入に多大な時間と費用をかけているが、不祥事は後を絶たない。実際、ベストを尽くそうと健闘するマネジャーまでが、いとも簡単に不正行為に手を染める。

彼ら彼女らは、自分たちの意思決定はビジネス上のものであり倫理上のものではないと勘違いして、自他の非倫理的行為を見落としてしまう。その原因は、インセンティブ・システムと認知バイアスである。これについて、本稿では、不適切な目標設定、動機づけられた見落とし、間接的であるがゆえの見落とし、滑りやすい坂、結果の過大評価という5つの要因を分析する。

いかに優れた制度をつくろうと、それだけで組織の倫理が向上するわけはない。リーダーは、これら5つの視点に基づいて、日々行われる一つひとつの意思決定が組織に与える影響を注意深く検証しなければならない。


マックス H. ベイザーマン   ハーバード・ビジネス・スクール 教授

アン E. テンブランセル   ノートルダム大学 教授

PDF記事:13ページ[約1,511KB]
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