イノベーションのジレンマを克服する
クリエイティビティを高める組織・人事

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文明を興す力

 古くから、世界には4つの文明が栄えたと言われています。この四大文明とは何でしょうか?

 これは中学生向けのクイズである。ヒッカケ問題ではないので、それほど難しくはないだろう。もちろん正解は、メソポタミア文明、エジプト文明、インダス文明、黄河文明の4つだ。それでは第2問。

 これらの文明を興す元となったものは何でしょうか?

 模範的な中学生の解答であれば、「大河の流域」ということになるかもしれない。確かに、初期の文明は、水の恵みによってもたらされた。しかし、ここで注目すべきものは大河ではない。人類にのみ備わっているもの、人類と動物とを分けるものに目を向けてほしい。それが今回のテーマでもある。

 答えは「創造性(クリエイティビティ)」だ。創造性は、これまで人類がさまざまな文明を開化させる原動力であるとともに、現代においても、もっとも重要な資質の1つである。歴史を通じて、人類を前進させてきた力なのだ。

 たとえば、シカゴの科学産業博物館やミュンヘンのドイツ博物館などに行けば、近代における産業発展の歴史を振り返ることができる。鉄道や船舶、自動車、航空機、ロケット、電気機器、コンピュータなど、近現代の発明品を間近に眺めることができる。そして、人類がどれほど創造的な活動に携わってきたのかを実感することができる(皮肉なことに、戦争によってどれほど発明が促進されてきたのかもわかる)。

 創造性のおかげで、われわれは刻苦を乗り越え、リスクを冒し、新たな地平を探索することができる。また企業の側では、従業員の創造性を最大限に活用し、大きな利潤を生みだすことができるのだ。

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