「消耗型」か「発見型」か
改善を無理なく長続きさせるコツ

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競争優位につながる
改善活動の間接効果

 企業にとって、改善活動を継続していくことのメリットには、計り知れないものがあります。改善活動の継続を通じて得られる効果には、S(安全)・Q(品質)・C(コスト)・D(リードタイム)など、様々なものが含まれます。

 また、改善活動の継続は、このような直接得られる効果だけでなく、間接的な効果にも結びつきます。間接効果の最たるものは、日々の改善活動の継続を通じて、広い意味で製造現場における学習が促進され、長期的には、企業の問題発見・解決能力が蓄積され、工場独自の文化が形成されるという効果です。

 特に、この間接効果は、企業の持続的競争優位の確立にとって、極めて重要です。というのも、日々の改善活動では、様々な試行錯誤や意図せざる結果の事後的な取りこみが頻繁に行われており、このような改善活動を通じた問題発見・解決能力の蓄積プロセスは、外部からは観察できないため、競合他社が容易に模倣することができず、その結果、企業の持続的競争優位につながると考えられるからです。

 しかし、改善活動は、実際には思ったように継続せず、改善のネタが尽きて活動が途中で頓挫してしまったり、活動自体がマンネリ化に陥り、形だけ活動が継続していても、推進しているメンバーの中に「やらされ感」「徒労感」が広がるなど、実務面で様々な難しさを抱えています。改善活動を長期間継続させ、直接効果だけでなく、間接効果をも生み出し、企業の持続的競争優位につなげていくためには、改善活動をどのようにマネジメントしていく必要があるのでしょうか。

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