発想をリフレームする:
フレームワークを使ってアイデアを創出する

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以下の洗面化粧台のイノベーションの例で、企業のゴールに焦点を当てたテーマと顧客のゴールに焦点を当てたテーマでは、創出されるアイデアにどのような違いがあるか考えてみてください。

 ●企業のゴールに焦点を当てたテーマ
どのようにすれば洗面化粧台の売り上げを20%アップすることができるか?

●顧客のゴールに焦点を当てたテーマ
どのようにすれば家具や生活雑貨のように住宅設備を揃えることができるか?

 

企業のゴールに焦点を当ててアイデアを発想すると、無意識のうちに製品自体のアイデアに囚われてしまいます。以前ご紹介した10タイプのイノベーションを使って図示すると、「製品・サービスの利用中」における「コアプロセス」「製品パフォーマンス」「製品システム」にアイデアが集中してしまうような状態です。

 一方、顧客のゴールに焦点を当ててアイデアを発想すると、製品の利用前後を含めて、自社が保有しないリソースを積極的に使ってアイデアを生み出すことができるようになります。人間中心のイノベーションでは、自社のリソースに囚われずにアイデアを創出することがとても重要になります。顧客のゴールに焦点を当てることで、自社のリソースに固執してしまうといったバイアスを取り除くというメリットも得られるわけです。

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