2011年11月号 特集 最先端のビッグ・アイデア「破壊的」経営論 記事詳細

■ 特集 最先端のビッグ・アイデア「破壊的」経営論

「第2のシリコンバレー」は画餅にすぎない ベンチャー国富論

ルワンダ、チリ、イスラエル、アイスランドはいずれも、最も起業に適した環境が整っていると評される国だが、これは少なからず政府の取り組みの成果である。これらの国の成功企業は、革新的な起業家が立ち上げたものであるが、どの企業も直接的または間接的に、起業家精神を醸成し維持するための環境づくりに寄与した政府指導者の支援を受けている。このような「ベンチャー生態系」は、新興国、先進国を問わず、世界じゅうの政府が求める一種の聖杯になっている。

ところが残念ながら、多くの政府は誤ったやり方でベンチャー生態系を構築しようとしている。「第2のシリコンバレー」を目指して実現不可能な理想を追い求め、自分たちとは似ても似つかない国に成功事例を求めようとする。しかし、法的な枠組み、統治の透明性、民主主義的価値観、さらには資源までもが乏しい辺境の地から、きわめて有益な成功事例が徐々に現れ始めている。これらの場所では、起業はまったく新しい様相を帯びている。

本稿では、新興諸国の事例を基に、優れたベンチャー生態系を促進するうえで有効な施策を紹介する。


ダニエル J. アイゼンバーグ   バブソン・カレッジ 教授

PDF記事:15ページ[約3,387KB]
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