2002年9月号 Serial Article 記事詳細
■ Serial Article
『連載』[抄訳]GMとともに【第9回】 自動車市場の変貌
1920年代、自動車産業は大きな転換期を迎えようとしていた。その変化の要因となったのは、割賦販売、中古車の下取り、クローズド・ボディの登場、年次のモデル・チェンジ、である。これらの要素による自動車需要の広がりは、ゼネラルモーターズの方針にマッチしており、大きなチャンスとなった。そして、〈T型フォード〉により市場を牛耳っていたフォード・モーターを追い上げていったのである。
アルフレッド P. スローン Jr. ゼネラルモーターズ 元会長
